第56話まったり時間
父と母ははや~く寝た。今は台所のテーブルでまったりカクヨム。今日もストーブの光が暖かい。さっきまでカクヨム徘徊して、読んではコメントを書き、ということをしていた。しばし、このエッセイを書きつつ、返信を待つか。
今日は寒かったなぁ。北陸、北海道ではかなりの寒波が来たということだ。東京は寒いが、よく晴れている。ありがたい。
ついさっきまで、NHK+で、障害者のドキュメントを見ていた。女性で自閉スペクトラムという病気の方で、23才から10年間ひきこもっていたという。
見た目は、本当に普通の人。今は絵を書いてそれを売って生計を立てている。独特の世界観の絵。思わず引き込まれそう。病気だから、こういう強烈な絵が書けるのか、もともと才能があるから書けるのか、分からないが、それはどちらでもいいこと。
とても明るくにこやかに、生活しておられる姿を見ると、本当に勇気をもらえる。
5分ばかりのドキュメントだったが、元気をわけていただいた。NHK、やっぱりいい番組をやるなぁ。
ドキュメントの余韻にひたりながら、玄米茶を飲む。頭を空っぽにして、この時間を楽しむ。ああ、時間がゆったりと流れる。
日中の母のトイレ誘導などの介護からちょっと解放されて、穏やかな心境になる。はっちー(母)、最近本当に徘徊しなくなったので、ありがたい。きっと寒いから外に出たくないのだろう。徘徊が激しかった去年の秋頃を思い出して、懐かしく思う。あの時は必死だったなぁ。母がいなくなると、心臓が痛くなった。幸い、はっちーは同じコースしか歩かないので、すぐに見つかった。徘徊がなくなっただけでも、気持ちは楽になる。
ふぅ~、こうやってエッセイをつづっていると、心が落ち着くなぁ。過去の記憶と現在の記憶が入り混じって、不思議な感覚になる。
お茶を一口ぐびっと飲むと、しーんと静かな台所で、独りを優雅に楽しむのであった。
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