第46話

「・・・花」


「・・・」


花はついに、お母さんに声をかけられてしまう。

トイレに行ったばかりなので、誰も近くに居ない。


「花、これから私とまた暮らすのよ。嬉しいかな?」


「・・・っ」


花は一瞬で言われたくないようなこと言われる。


やっぱりこの人は敵だと認識する。


「嬉しくないよ。私の大切なお母さんが亡くなったんだよ!!」


「お母さんは私でしょ!!」


二人は一瞬でヒートアップする。


「いいから!!私の元でこれからまた暮らすのよ」


「いやだ!!それに私はお姉ちゃん達を選ぶ」


「花にお姉ちゃんなんて居ないわよ!」


この人はどこまで


「あ、でも優君も一緒だったらお母さん嬉しいな」


「・・・」

やばい人過ぎる。


「じゃあ、帰りましょう花!!」


そして、花の腕を春は掴む。そしてその腕をさらに、


「辞めてあげてくださいよ。おばさん」


「・・・お兄ちゃん」


夢が現れる。

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