第45話

そうして、葬式は滞りなく、終わった。


娘達は終始、あの親達を睨んでいた。


母親、元カノはそんな視線を理解せず、娘に見られて居たことに喜んでいた。


そして、


「・・・やっぱり完全に私のことなんて興味ないんだね」


「・・・雪」


「あ、勘違いしないでね。お母さんはお母さんしか居ないし、本当の血の繋がったとかのこだわりはないから」


「分かってるよ。あー言うことを平気でする。このに心配に思ってるんでしょ」


「うん、私がそうなるかもってのが怖いし、花のこともあるし」


ここまで娘に思われる元カノやばすぎだろう。


「大丈夫、雪はそうなんないよ。俺とお母さんの娘だし」


「うん!!」


娘は笑顔で答えてくれる。でも本当に娘の言う通り、あれほど簡単に娘にを見捨てることが出来る人が花を大切にしてくれるわけがない。


ーーー

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