【月曜 08:22】 冤罪になってもう遅いになったけど、俺はヤクザの組長の息子で

第2話

と言うことで、うちの組は信じてくれている。

「坊ちゃんやっぱり、ここは分からせなきゃ駄目だと思いますぜ」

「・・・いや、それはわからせし過ぎだし、最悪・・・と言うか普通にガチの犯罪になるよ！！」

「大丈夫ですよ！！」

「何が？？」

「捕まるの俺っすから！！」

・・・やばい、普通にかっこいい。

「けど、ダメ。」

「ですが、これは流石に」

「良いんだよ。それに俺はヒロさんが下っ端でも大切な組の人だから」

「ぼ・・・ちゃん」

・・・もうこれ以上、仲間も知り合いも減らしたくないしね。

「良いんですか！！本当に！！」

申し訳ないよな。ここまで大切に思ってくれているのに、俺はただ素直に言われるだけなんて・・・でも、

「・・・どうにもなんないじゃん」

「坊ちゃん」

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組長室

「俺、やっぱり納得行かないっすよ！！」

「そうだな。だがダメだ。」

「組長！！」

「一番辛い優が我慢しているんだ！！ワシらも我慢するしかないだろう」

組長は優の実の父であり、当然優のことを信じている。

そして事件を聞いた時に、すぐに動こうとしたが、優に止められて動くことを辞めてしまった。

「・・・お前らも我慢しろよ！！」

「・・・うっす！！」「・・・了解しやした！！」「・・・分かりました」

いつもなら即答なんだが、流石の３人も返事が遅れている。

組にとって、優はただの組長の息子ではなく、

【大丈夫だからね】

宝である