第八.五話 コールの正体

「お招きして頂き光栄です。コール様、お元気でしたか?…とコール様、何故貴女はその様な姿に?」


「うむ。久しいのぅ…バイス。何故私がこの姿にと申すか?この喋り方もなんですが…その事に関しては少々説明が長くなりますが聞きますか?」


「えぇ。久方ぶりにあった親友が何故か男性の姿でいたのは少々興味深いから」


「それもそうだ。コール、そろそろ元の姿(性別)に戻ったらどうだ?」


「姉上もこう言ってるので元の姿にお戻りになったら?」


「そうですね。それに祈織はもう大丈夫そうだし、元の姿に戻りますね」


コール・フォン・グレイスは謎の光に包まれ姿を見る見る変化させていく。そう男性の姿から女性の姿へと…。


「ふぅ…久しぶりに元の姿に戻っ…!?グラス!?」


「はぁ〜♪やっぱりコール様はこっちの姿の方が可愛くて大好きだわ♡おかえり♪私のコール様♡」


「はははっ…ただいまグラス。祈織や貴女、メア、シャーロットを守る為といえ長い間男性の姿で居たからこの姿に戻るの久しぶりすぎて…変じゃない?大丈夫かしら?」


「全然!寧ろ、私と出逢った時の姿の方が私は好きよ♪」


「うむ。私もコールはこっちの姿の方がしっくり来るしな。なぁシオンよ」


「そうですよコール様。正直男性の姿のコール様は苦手でしたので元のお姿に戻ったのは嬉しいです」ニコッ


「男性姿の私は不評だったのね。まぁ…祈織には超堅物ゴリラって呼ばれてしまってるからね。あの娘は本当に男性に対して容赦ないから」


「ふふっ…可愛らしくていいじゃないですか。ですよねグラス様」


「えぇ。破天荒なところがコール様そっくりですし可愛らしいですわ。あの娘達、自分の父親が実は女性だったって驚きそうですわね」


「いやはや、このメンバーで顔合わせは本当に久しぶりですね姉上。」


「ふむ!バイスもこう言ってるし積もる話もあるだろう。本題はその後でいい。今日は宴を開こうではないか。はっはっはっはっ」ニカッ


「相変わらず宴が好きですね愛龍様。ふふっ」


「コールが元の姿に戻った記念と我が妹・バイスが来た宴だ!よーし!龍耶達も呼ぼうじゃないか」


この後、龍耶と祈織達は親達に呼ばれた

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