第25話 広瀬と宇野のお仕事01

――定食屋チキンライス


女剣士広瀬と、その友人うの宇野が食事をとっていた。


「広瀬さん。

 食事の時位、筆を離そうよ」


「いやー

 だって、早く書かないと六花さんが怖いから……

 それは、そうと宇野さん、そのカレーは何杯目?」


「今で、3杯目かしら」


「YOUは、よくそんなに食べれるねぇ……」


「あははん♪

 だって、育ち盛りだもの♪」


「こんだけ食べてもらえるとこっちも気持ちが良いよ」


そう言って現れたのは、チキンライスの店長しゃも爺だった。


「これ、お二人にサービス♪」


しゃも爺は、そう言ってイチゴパフェを渡した。


「しゃも爺ありがと~~」


宇野は、そう言って目をキラキラと輝かせた。


「じゃ、私も少し休憩して、これを食べようかしら……」


「フフフフフ……

 広瀬さん、原稿はもう書けたのかしら?」


「ぎゃ~~

 六花さん、締め切りは、まだなはずでは??」


「締め切りは、まだだけど……

 今日は、2人にちょっと用事があってね」


「なんでしょう?」


広瀬は、六花の方を不安げに見た。


「今回は、ちょっとヤバい相手とやりあって欲しいんです」


「どんな相手ですか?」


「今回のターゲットは、美獣のメドゥサ。

 蛇と人のキメラなんだけど……」


六花は、そう言って目をきらりと輝かせる。


「賞金は、いかほどで??」


広瀬も目をきらりと光らせる。


「賞金は、生きていれば5000万円

 死んでいれば、500万円」


「わぉ……

 生きているか死んでいるかで10倍も違うんですかー?」


宇野は、そう言って目がキラキラと輝く。


「私は、締め切りがあるから無理だわさー」


「これは国から直接来たクエストなので、受けるか受けないかは自由ですが。

 受ける事により広瀬さんのギルドの評判もあがると思うのですが……」


「う、それを言われると痛いかも……」


「広瀬さんやりましょうよー」


「でも、締め切りが……」


「この仕事を受けてくれるなら、締め切りを2週間延ばしても良いって編集長が言ってました。」


六花が、そう言うと広瀬は目をキラキラと輝かせて言った。


「やります!」


と……

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