第5話
祭りを明日に控え、レオとシンは部屋に戻っていた。ミャーコとマコトは明日が最終日になるのなら、と観光に出掛けた。
「なぁシン、シンのテリトリーにあの山々は含まれているか?」
「なんだ突然。まあ最大までテリトリーを広げれば、なんとかこちら側の斜面だけなら一応範囲に入れるのは可能だが」
「頼む。何かが腑に落ちないんだ」
「やってみる」
「ありがとう」
「おやすみ」
「おやすみ」
部屋の明かりを消すと、一気に空間は夜と混ざって沈んでいく。それがどこであろうとゆっくりと意識は溶けて星に沈む。
――明日、終わりが生まれる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます