うぐいす3
その日、呼ばれて言ったお祭りはあまりにも賑やかで、この田舎町にこんなに人がいるのか!と言う程の人だかりである。知らない歌手がアコースティックを持ってステージで歌っている。誰もが「あれ誰?」と指差しているのに、歌手は嬉しそうに空中を見つめながら、汗をかいて歌っている。
唐揚げの屋台で串に刺された唐揚げを買ってきた。 わたしを呼んだ高校の同級生の一団に加わっているいた。肩で風を切りたかったが、どうしてもダメだった。自分で自分が浮いているのを自覚しているようではいつまで経ってもダメだ、、、しかしそんな嫌悪感、些細な苛立ちもここでは一切関係のないことだ。スピーカーから流れる祭囃子、、、お面の屋台。光るおもちゃを四つも五つも首から下げた無敵の少年が闊歩している。
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