第8話
夜ご飯を終えて、私は食器を洗い終えて…そろそろお風呂に入ることにした。
お風呂場の近くに来た頃にそれを察知したかのように冷が2階から降りてきて着替えのパジャマを持っていかにも私も入りたいって感じの顔でこっちを見てくる。
「一緒に入る?」
「入る」
「…ちなみになんで一緒に入りたいの?」
「……お姉ちゃんまだ病み上がりだから…心配」
お姉ちゃんが妹に心配されるのは果たしていかがなものか…まぁ…いっか……たまに一緒に入りたがる冷可愛いし。
「お姉ちゃんって……結構恥じらいとかないよね」
「冷になら…別に見られても平気だからね」
「そう……でも私は平気じゃないんだけど((ボソ」
何か言った気がしたけど…小声で何言ってるかわからなかったからスルーして下着も脱いだけど…前お風呂入った時の冷とは違ってなんか…チラチラ見てきて…ちょっと恥ずかしい。
「……なんか冷チラチラ見てきてない?」
「き、気のせいだよ…それよりほら早く入ろ?」
「まぁ……いっか」
気にせずお風呂に入り身体を流して私が後ろでその前に冷が座る形でお風呂に浸かる。
「……お姉ちゃん…言いにくいんだけどさ…」
「ん?どうしたの?」
「お姉ちゃんの胸…触っていい???」
「ふぇ???」
今まで言われたことの無い言葉に私は困惑を隠せないでいる。…胸触らせてって……姉妹で???
何か得でもあるのか?よくわかんないけど…すんごい触りたそうな顔でこっち見てくるじゃん…もう仕方ないなこの子は……
「で…どうなのお姉ちゃん」
「……まぁ…いいよ」
冷は恐る恐る私の胸に触れ…私の胸を揉み始めた。
正直妹に胸を揉まれるこの状況はすごく姉としては良くないものに見えて仕方がないけど…冷が満足そうに揉んでくるから…今更なしなんてできそうにはなかった。
「お姉ちゃんの胸……柔らかい…」
「そう?なら良かったけど…」
お湯に浸かっている間は…ずっと私の体を触ってて止まりそうにはなかった。
歯止めが効かなくなりそうな予感がしたから…私はお湯から出て身体を洗うことにした。
「冷…体洗うから胸触るのやめて?」
「……私が洗ってあげるよ…?」
「……洗いたいの?」
「……洗いたい」
「なら…いいけど」
私の髪を洗い始めた。洗ってくれるなんて中学生の頃以来だったこともあって少し懐かしさすら感じるが…冷の視線が明らかに私のお尻とか…色々な場所を行き来しているように見える。
髪を洗い終えて次は体……いちばん洗いやすい背中を洗ってから次は前の方にきて胸、足の部分は洗い終えたけど胸の辺りは明らか避けて洗ってきている。
「……冷胸は洗わないの?」
「…いいの?」
「別にいいけど???」
胸の辺りを洗い始めた。優しく撫でるように洗ってくるせいで逆に…変な感覚に陥る。
妹に触られて…ちょっと興奮してるなんて…さすがに姉として…終わってる。
「…冷っ、んっ、そんなに念入りに洗わなくても…いいよっ……」
「あ……ごめんなさい…ちょっと……興奮…じゃなかった…洗いすぎちゃった……」
なんかポタポタ垂れている気がして振り向き冷の顔を見てみると冷は顔を赤くして、鼻血を垂らしていた。
「ちょっ……冷鼻血出ちゃってるよ?大丈夫?」
「あ……うん…大丈夫……」
鼻血を止めた後にしばらく冷は私の身体を直視出来なくて…なんか変だったけど……顔はそれっきりずっと真っ赤で少し可愛かった。
「えと……お姉ちゃん…私は一人で体洗う…からもう上がってて……」
「私が洗ってあげるよ?」
「い、いいから!!早く出てって……」
「……わかった」
身体を少し拭いてから私はお風呂場を出て部屋に戻って服を着た。
なんか…私怒らせちゃう…ことした???
冷がお風呂あがったら…謝らないと……何したかわかんないけど。
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