第2話

私の妹は私にだけ甘えてくる。

ていうか基本的に周りに冷たいらしい?学校に行って聞いた話だが氷の女王とか色々言われてるらしい

ちょっとかっこいい。


コホン…そんな事言っている場合ではなく、姉としてはクラスで仲良くできてるか心配です。


「暖?なんか冷さんに呼ばれてるよ何かしたの?」

「ん〜あ〜すぐいく」


どうやら我が最愛の妹に呼ばれたらしい。

席を離れてすぐに向かった。


「冷?どうしたの?」

「お姉ちゃんに会いたくなって...」

「そかそか」


ほんとに可愛いな…撫でてあげると猫みたい

冷を撫でているとクラスメイトが近寄ってきた。


「えと...暖...冷さんとはどういう関係?相当仲良さそうだけど...」

「姉妹だよ?」


クラス全員唖然って感じだ。

私達姉妹は性格が似ても似つかないからそんなものかにしても唖然としすぎ。


「誰ですか?お姉ちゃんのお友達?」


冷のトーンがいつもより低めだった。

ほんとに私以外だと冷たいみたいだ...


「ただのクラスメイトだよ...それよりこっち来て冷」


冷の手を掴んで半ば強引に連れていき。

人気のない所へ連れていった。


「冷はなんで怒ってるの?」

「怒ってないし...」


これは明らかに不機嫌な顔だ...何年も一緒にいると

さすがにわかる、あと声のトーンがわかりやすい。


仕方ない...キスをしたら機嫌も直るだろう。

冷の唇に少しの間キスをした。


「お姉ちゃ…んっ」


冷は可愛い声をあげて私を呼んだ。

もう少ししたかったけど…時間的に唇を離した


「冷?なんで怒ってたの?」

「…お姉ちゃんが取られちゃうと思ったから」


ほんとにこの子は…お姉ちゃん子すぎる

嫉妬深いのは少し問題かなぁ…


「私はずっと冷のお姉ちゃんだよ」

「...ちがうお姉ちゃんモテるから...すぐ彼氏とか彼女とかできちゃうかもとか思って…」


今の所出来ないし…今は恋人よりも冷のお世話

が大変だから作る予定はないし…冷より可愛い

子なんてそうそう居ないよね。


「大丈夫だよ冷恋人は作らないから…ずっと冷のものだよ」

「えへへ、そっか」


ちょろいな、だけど...みんなに冷たいと聞いたが

ガチらしい…まぁ私以外に優しくないっていうのも

悪くないかもしれない、って…妹に何独占欲感じてんだ私は…


「ほら行くよ冷」

「うん、お姉ちゃん」


冷の手を繋いでクラスまで送って自分のクラスへ

戻ったその後少し私と冷の関係が話題になったが

まぁ…あまり触れないでおこうか。

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