みんなに冷たい妹は私にだけ甘い
心晴
一章
第1話
昔から私達姉妹は仲がいいで有名だった。
私の高校受験に入ってから少し距離が出来ていたが
それでもたまに話す程度には仲は良かった私の高校受験は終わったが...妹の受験もあり妹とはしばらく話をしていなかった。
しかし今年から妹も私と同じ高校に入学してくるらしい。
「
「ん…お姉ちゃん…おはよぅ…」
昔は親が起こしていたが学校も同じになったし冷を起こすのは私の役目となった。
基本的に冷は朝が弱いだから朝の支度は基本私が手伝ってあげている。
「お姉ちゃん、あーんして?」
「わかったよ、あーん」
冷は嬉しそうに口をもぐもぐしていた。
私的には甘えてくれて嬉しいのだが、姉の立場としては早く姉離れした方がいいのではと思いつつ毎回甘やかしてしまう。
「冷、そろそろ姉離れしたら?」
「やだ、私お姉ちゃん居ないと死ぬ」
もう、仕方ないな冷は。
頭を撫でてあげたら嬉しそうな表情をしていた冷は私の癒し辛くてもだいたいこれしたら解決する、そう考えると私も冷に依存しているのかもしれない。
おっと、もうそろそろ学校の時間だ。
私は今日はお休みだけど、冷は入学式入学初日から
遅刻は流石にやばいからね、こんなことしてる場合じゃないね。
「冷、そろそろ行っておいで」
「お姉ちゃん…さみしい…」
何だこの可愛い生物。
てか、昔より甘えてくるようになってない?
こんな可愛い顔でそんなこと言われたら離れたくなくなる、流石に学校までついて行くのは無理だし
途中までなら…
「途中までならついて行ってあげるよ」
「お姉ちゃん…すき」
その破壊力があれば友達はできそうだね。
冷と共に家を出た。
「…お姉ちゃんは何部入ってるの?」
「ん〜…私は美術部かなぁ」
「ふーん…そっか」
私はそこそこ絵が上手いから適当に部に入ったけど
まぁ特に活躍してるって訳でもないから適当に部活
で色々している。
冷と手を繋ぎながら学校へ向かっていたがそろそろ…学校に着きそうなので、私はここら辺で帰ろう。
「冷?私そろそろ帰るよ」
「…お姉ちゃんすき……」
私の唇に冷の唇が合わさりキスをした。
まさか、実の妹にファーストキスを奪われるとは…
まぁ、冷ならいいか…でも冗談でも心臓に悪い。
冷は唇を離した後顔を真っ赤にして走って行ってしまった。
まぁ、このくらい…姉妹だし普通だよね。
それにしては…反応がガチだったけど…気にしない
気にしない。
◇ ◇ ◇
「冷、おかえり」
「お、お姉ちゃん…ただいま」
妹が学校から帰ってきたのはいいが…いつもと違って私から目線を逸らして顔を赤らめて部屋に戻って行った。
どうしたんだろ、まだキスしたこと気にしてるのかな?とりあえず部屋に行ってみよう…ドアをノックして部屋に入った。
「お姉ちゃん…どうかしたの?」
「ん、いや冷と話したいと思って来ただけ」
「そ、そう…」
冷の寝ていたベッドに私も一緒に入り冷に顔を近づけたらあからさまに真っ赤になっていたこんな分かりやすくて可愛い子そう居ないよ。
「冷?キスした事気にしてる?」
「…お姉ちゃんは嫌じゃなかった?」
「嫌じゃないよ」
冷とキスすること自体は悪くない。
姉妹なら別に普通だし、それに冷は可愛いから
嫌がる人はそう居ないだろう。
「じゃあさ…お姉ちゃんからして欲しい……」
「ん、わかったよ」
私はイタズラで妹の口内に舌を入れてみた。
「…っん…お姉ちゃ…んっ」
可愛い声が聞こえたが冷の舌に私の舌を絡め
沢山ディープキスをした。
我ながら初めてにしては上出来だと思う...でも
やり過ぎかな?
「お、お姉ちゃん…えと…その…意外と大胆だね…」
「冷がして欲しそうな顔してたから、もしかして嫌だった…?」
もし嫌だったら私は妹にディープキスしたやばいやつになる訳だが…
「嫌じゃないよ!…ただ突然してくるとさすがにびっくりするし…それに少しムラムラしちゃうし…((ボソ」
「まぁ…嫌じゃないなら良かったまたして欲しい?」
そう聞くと冷は顔を赤らめながらコクコク頷いていた私もそこそこ悪くなかったし...まぁこれからもしてもいいかな。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます