第8話 私の選んだ建築材料たち その1

[注意!独断と偏見を多分に含んでいます。悪しからず。]


前回のあらすじ。


家造りに重要な事は、いっぱい有るよ!



それは、わかりました。


そろそろ具体例出してよ!


◇◇◇


という事で、家を建てる順番を元に発表していきたいと思います。


まず、土地選び! 

実家の土地を利用できない方は、あせらずに、じっくりと地盤のいい土地を探しましょう。

年始の能登半島地震でも、東日本大震災でも液状化現象が話題になっていますね。

ハザードマップを参考に、水害、土砂崩れにも気を配りましょう。


次に、設計!

デザインだけでなく、家の性能を高める長持ちする家を設計してくれる工務店と、建築士さんを選びましょう!

このエッセイを、読まれてこられたと思いますので、内容を思い返して、設計士さんに質問されてみると良いと思います。


根拠を示さずに、「うちの施工は、大丈夫ですよ〜♪」

という会社は要注意!!


あなたや家族が、今後アレルギーに苦しもうとも、

「法律にのっとってうちは家を建ててるんだから、個人の事情なんて知ったこっちゃねえ!」、「30年持てばいいや」、という認識かもしれません!


いよいよ建物です。基礎!

布基礎とベタ基礎があります。

賛否両論有りますが、住宅の基礎は不同沈下を避ける為、ベタ基礎の方が無難でしょう。


湿気の多い日本の風土では、古来から『できるだけ床は高く』という先人の知恵があります。


『できるだけ段差を無くす』との兼ね合いもありますが、基礎の立ち上げ高さは心に留めておいてください。水腐れ•シロアリ•床下のカビ対策にも効果的です。


土台•柱•桁•梁•筋交い

大事な大事な構造材! 家の骨組みです。


安く済ませようと外国・・産の、SPF材やホワイトウッドを構造材に使う家が大半です。


しかし日本の風土に合わず、日本の家造りの構造材に用いると、腐れやすく、シロアリに食べられやすいというとんでもないデメリットが!!


上記の外国産材は、建築基準法により防腐、防蟻剤を塗らなければなりません。ですが、その薬の効果は5年と言われています!


建てた後では、塗り直しなんかできないのだが!!

ど〜すんの!?



この対策は、耐久性樹種という木の種類の中から構造材を選ぶ事です。そうすれば法律上、防腐、防蟻処理をする必要が有りません。

ヒノキやヒバ等の国産の比較的水に強い木がそうです。


私は構造材には全てひのきを使いました。


昔から家造りに使われる高級品、というイメージが有るかもしれませんが、外材との価格差・・・で比べると、「大事な骨組みに使うんだから、このぐらいの値段の違いなら、ヒノキが良いな♪」と思える程度の値段です。(家の値段は数千万円!)


次回に続きます。

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