第7話 家の性能に直結する断熱材

[注意!独断と偏見を多分に含んでいます。悪しからず。]


前回のあらすじ。


真実はいつもひと〜つっ!!

壁の中で水蒸気・・・を、自由に内外に出し入れさせること!


◇◇◇


昔の様なスカスカの家にしろって事!?


隙間風はノーセンキュー!

外気と同じ室温になるなんてありえない!

寒過ぎる家も、暑すぎる家もイヤ!!

エアコンガンガン効かせたい!

電気代高くなるのはイヤ!



安心してください!!

はいってますよ!!


しっかりと断熱材・・・、はいってます。


どの断熱材を選ぶかがポイントなのです!


どういう事??


ポイントは空気・・の移動はさせないで、水蒸気・・・のみ出し入れさせることです。


アウトドアブランドがお好きな方は、画期的な新素材『ゴアテックス』という素材で作られた雨カッパや、レインコート、ウインドブレーカー、靴に心当たり無いですか?


あれと同じ理屈です。


雨や風はとおさないけど、水蒸気はとおす。

結果、ぬれずに、ムレない。

透湿・・というやつです


家も同じ。


ビニールのラップにくるまれた家なんて、人間でいえば、常にサウナスーツに身を包んだまま、生活しているようなもの!


自分の身体だとしたら、試合直前の計量前のボクサーじゃあるまいし、一生サウナスーツ着たままなんて、絶対に、イヤだと思いませんか!?


人間なら、脱ぎたくなったら、脱げばいいけれど、家はそうはいかない。


「黙って一生ビニールを着てろ!」っと建築メーカーに言われたら、「イエス、サー!」以外の返事はできないのです。


家だけに。


それを根本から防ぐには、『透湿性』の有る断熱材を選択するしか無いのです。


そして壁の中の室内側でビニールのラップを張り巡らすことも、内装材に『塩化ビニール・・・・クロス』を使うこともやめる。


自由に水蒸気を出し入れさせるには、これしかないのです。



実際に、断熱材にもこだわった、私の住んでいる家は、夏はエアコン1台で家中涼しく、冬は暖房器具1台で家中暖かいです。


そして結露もしない。

(誇大広告にならないように言っておきますと、真冬の一番寒い時の2週間位は北側のガラス窓・・・・に数滴結露します。今朝確認した所、今シーズンはまだ結露なし)


冷暖房器具が1つずつで十分なのは、建坪15坪•床面積30坪の小ぶりな総二階家というサイズなのも関係していますが、

冷暖房効率が良くなるように設計も頑張りました。



次回からはいよいよ、私の選択した建築材料を発表していきます。

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