第9話 変化 4

ドサッ


そいつが倒れた。頭から血を流して。


鈴木は思う。やってしまったと。やりすぎてしまったかと。


「うぅぁ、、、」

息がある。病院か?それとも警察なのか?

鈴木がそう考えていると、そいつは

「そ、そ,目でぉれを見るな、、」

「ゅるさねぇ、、」


鈴木は呆然とした。まだキレてるのかと。そして息があるなら病院だよなと。


しかし、

「、、、」

ん?あれ?なんか目が飛んでないか?直ぐに鈴木はそいつの口に手を当てる。感じない。息を。胸に手を当てる。動いていない。心臓が。


鈴木は思う。死んじゃったよと。

どうしようと悩む鈴木は、ふと違和感を感じる。何か変な感覚だと。

鈴木は滝沢主任の言葉を思い出す。

「条件発動、、、」


鈴木はそいつを見る。右手を前に出して力を入れる。


そして


ナニカが右手から溢れ出る。

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