最終章 最強の男
第18話 支配者
―――俺が支配者だ
「え…」
「どういうことです…」
「シヴァくん…何を…言ってるのかな?」
「……」
「どういうことって、俺が言った通りだ。」
「そ、それを証明するものは!」
苦し紛れの反論だな。現実を見つめたくないみたいだ。
「なるほど、証明か。さっき学園長が開放した俺の能力は過去に勇者が封印した能力だというのじゃだめか?」
「し、支配者の能力はわかってないから…それじゃぁ…だめ…」
「なるほど。だったら少し昔話しよう。」
☆☆☆
昔、およそ100年前。1人の男が居た。
そいつはすでに世の中の摂理を悟り、神を知り、神に抗おうとした。
そしてちょうど100年前事件は起きた。
一般的には"血祭"と呼ばれているがそれは少しズレている。
男は神に抗うということは人生そのものを無にすること。
男はなぜ人は絶望するのか、悲しみを知るのかを不思議に思っていた。
絶望、悲しみ、そういった負の感情が生まれる理由は正の感情が存在するからだ。
例えば、なぜ山が存在する?それは谷があるからだ。
そこで男は考えた。絶望、悲しみをなぜ人は経験しなければならないのか。
それは人が生まれて人生を経験する限りその負の感情は必ず経験する。
ならば―――
☆☆☆
「人が存在しなければいい」
そしてシヴァが気を一気に発散する
「もう一つ教えてやろう。俺はこの世界の人間ではない。他の世界から転生した人間だ。だから俺には能力がいくつかある。それは…」
『
『
↑シヴァが今まで使っていた『覇者』『天命 "尽"』など
そして
『
「今から俺はもう一度全人類を滅ぼしにいく、これは全人類を負の感情のループから開放するためだ。死とは開放。それが一番早く根本的な解決につながる。そしてこの根源になっている神を殺す。」
「え…まっ!」
『
「シヴァ…くん……」
アリスは消えたシヴァをつかもうとしたがその手は虚空を空振る
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