第17話 最強
「本当の最強を教えてやろう」
そしてシヴァは動く
☆☆☆
勇者の能力は封印だった。
支配者は勇者が命をかけて使った封印に能力を封印されたから身を隠した
封印があるということは開放もあるということ。
つまり支配者はそこを狙う
さて、誰が持っているのか―――
☆☆☆
『縮地』
そして学園長と接近したあと
『
そして…
『発勁』
縮地で一瞬で学園長まで迫った速度に上限解放での威力が加算される。それはまさに最強の一撃。
だが学園長は…
「
「一度死んだはずなんだがな」
「え、えぇ…一度死んでますよ…」
「ところで、今まであった中で開放の能力を持ってるやつを見たことがあるか?」
「それなら私がすでにコピーしてますよ…」
「そうか…試しに俺にその能力を使ってみないか?」
「…なぜ?」
「ちょっと試したくなってな」
「…ところで何を開放するんです?」
「俺は今、一時的にしか開放できない能力を持っていてな、それをもしかしたら永遠に使えるようになるのかもしれない」
すると学園長はふっと笑って
「それもいいかもしれませんね、しかしその能力は強大すぎるゆえに一時的に開放できるのでは?」
「そうかも知れないな」
「取引をしませんか?私は開放を使う代わりに手を引く。あなたはその開放した能力を世界のために使う。これでいかがでしょう?」
「なるほど。悪くない提案だ。いいだろう。取引成立だ」
すると学園長は一度頷くと
「わかりました。それでは開放の能力を使いましょう」
そして学園長は手をのばして俺の方に向けると
『コピー:開放』
すると…
俺のうちに秘められていた能力の重みが消えた、というのだろうか。すごく軽くなった気がする
「あぁ…軽い。これが開放されたということか」
「ちゃんとできましたか?」
「あぁ、完璧だよ。ありがとう」
学園長はニコッと笑って
「その能力は世界のために使ってくださいね」
「あぁ、そうさせてもらう」
するとシヴァの雰囲気が一気に変わる。
「それじゃあまず最初に…」
「人類に滅んでもらおう―――」
「はい?」
「え?…」
「何…言ってるの…シヴァくん…」
「何言ってやがるです……」
「どういうこと…かな…?」
そこには意識を取り戻したガイズ、リール、そしてアリスがいる
「あぁ…三人とも来てたのか…」
「ねぇ…どういうこと…シヴァくん」
「なんでこんなことをするのかわからない…という顔だな」
「そ、そりゃぁそうだよ…」
「そうだな…それなら教えてやろう」
するとシヴァはニヤリと笑って…
―――俺が支配者だ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます