第14話 学園テロは終わらない

マーキュリーが主犯だと思ったのだが…


「まだ学園テロ、収まってないな」


副会長は心配そうだ。


「ですね、マーキュリー先生はただの駒だったってことか」


「じゃあ主犯は…」


「何処かにまだ潜んでるってことですね」


「そうだね…いやいや、その前に君強いなぁ」


「たまたまですよ」


「言い訳がきつすぎやしないか」


やっぱりきついか…


「はぁ…このことは他言無用でお願いします」


すると副会長はにやっと笑って


「ほぉん…なにか事情があるんやな?」


「詮索はあまり好きではありませんよ」


「せぇへんから安心しいや」


「ありがとうございます」


「ところで…シヴァくんには彼女はおらんの?」


「いきなりなんですか…そんなの居ませんよ」


「ほぉ…もったいないなぁ、こんないい男やのに」


「副会長、それはおばさんの言うことですよ」


「まだまだJKやで!」


「はいはい…」


そうして副会長と雑談をしながら校舎を歩いていると


「コ…ロ……」


「な、なんや!うちの生徒がなんで襲ってくるんや!」


俺たちの学校の生徒が生徒を襲っている


「これは…精神操作…マインドコントロールか」


「こんなときに冷静やなぁ!」


「別に、邪魔する生徒はどかせばいいだけですよ」


「そ…そうなん…か…!?」


☆☆☆


何や!


わいはミーシャ、生徒会副会長をやってるんや


いきなり爆発音が聞こえたと思ったら武装した奴らが攻め込んできたから応戦してたらシヴァっていう人が応援で助けに来てくれた


シヴァくんの強さは常軌を逸している。


「ほぉ…もったいないなぁ、こんないい男やのに」


「副会長、それはおばさんの言うことですよ」


「まだまだJKやで!」


「はいはい…」


マーキュリー先生を倒したあと別の戦場の手助けに行こうとしたんやけど…


「コ…ロ……」


「な、なんや!うちの生徒がなんで襲ってくるんや!」


「これは…精神操作…マインドコントロールか」


「こんなときに冷静やなぁ!」


「別に、邪魔する生徒はどかせばいいだけですよ」


まぁシヴァくんなら余裕なんやと思うけど…


「そ…そうなん…か…!?」


眼の前にいるのはうちらの学園の生徒と戦うシヴァくんだけ


「どうかしましたか?」


「い、いや。なんもあらへん、大丈夫や」


振り向いたシヴァくんの瞳は……





―――絶望という感情一色をともした瞳やった

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