学園襲撃編

第12話 学園襲撃

無人島サバイバルが終わり1週間が経った頃


もうみんなは元の生活に戻っている


「それにしても平和だなぁ…」


戦闘もないし戦争もない。平和なことだがそれもいいことだ。


だけど目当てのものが見つからない…どこに隠してあるのか…


「それなら一時的に解除する方法を見つけるか…」


それにはまずどうすればこれを解けるのか、術式を分析しないとな


そうやって今後の予定を考えていると


「シヴァくん!」


その声はアリス…


「っ!?」


「どうしたの?」


「どうしたも何も印象がぜんぜん違うから…」


前は髪が少し長く喋り方も陰キャof陰キャ(失礼か)みたいな喋り方だったのだが…


「髪を切るとちょっと気分が明るくなっていいんですよ」


「そ、そんなものなのか?」


「そうだと思いますよ?」


そうやって2人で話しいると


「やっほー!レヴァくん!アリスさん!…アリスさんって髪きった?」


「いや気づくの早いな」


そうやって何気ない日常が繰り返されていく。


だがそういう日も長く続くことはないわけで…


「日常」があれば必ず「非日常」が存在する。それは表裏一体の関係


そして今回も「非日常」が始まる…


☆☆☆


ドォォォォォォォォォォォン


「えっ」


「ガイズ聞こえたか」


「爆発音だね。そっちに向かう?」


「当たり前だろう、アリスは生徒を落ち着けてくれ」


「うん!」


そして俺とガイズは急いで爆発音の方に向かう


だがすでに誰かが戦っている


「うわぁっ」

「くそっ、こんなに強いなんて聞いてない!」


どうやら学園集団テロのようだ


そして戦ってる人間は…


「さぁ、かかってきいや!」


西方なまりと言われる言葉を流暢に扱っている一人の少女


「援軍だ。君は誰だ?」


「私?私は生徒会副会長のミーシャ・アストロンやで!」


「今から加勢します!」


「おう!頼もしいな!」


俺とガイズも加わって3人で対抗する


「ガイズ、他の取り逃がしたテロリストを追ってそいつ等をやったあと他の入口を封鎖してくれ」


「わかった!」


これで他の入口の心配はいらないだろう


そしてガイズが別の人達を追っていったあとここをなんとか制圧しようと副生徒会長と奮闘する


「副会長は結界術ですか」


「そうやな!それにしてもシヴァくんの能力は不思議やなぁ、どんな能力なん?」


「魔法の代替品ですよ」


ある程度制圧したと思っていると…


「やっぱりあなた達は強いですね〜」


「おまえか!テロの首謀者は!」


「おまえ…前の無人島のときの…」


すると謎の男はにっこり笑って


「またすぐにあうことができましたね」


そしてミーシャが真っ先に質問をする


「なんでこんなことをするんや!」


「そりゃあ目障りな学園の優秀な生徒を潰すためですよ。危険分子は若いうちに積んでおかないと」


さて、そろそろ化けの皮を剥いでもらわないとな


「あなたは誰なんですか?」


すると男はその笑みを崩さず言った


「あなたに教えると思いますか?」


そりゃそうだな


「そうだな、それじゃあ言い方を変えましょう。」


男は笑みを崩さないままだ。




「なぜこんなことをするんですか?マーキュリー先生?」




すると、その男の笑みが一瞬崩れた―――

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る