第11話 無人島試験終了

「これにて無人島試験を終了する、なおこの学年から退学者はでなかった。それは誇りに思っている。ぜひ次の試験も頑張り給え」


そして教師から閉会の挨拶がされ、無人島試験は幕を閉じた。


一応支配者インベーダーと名乗る男のことを担任教師に話したが、居た、という事実確認だけをして何処かへ行ってしまった


支配者インベーダーの件、先生取り合ってくれないね」


「そうだね、まぁシヴァくんが撃退したから良かったけど…」


「そうだな、まぁ教師も忙しいんだろう」


口ではそう言ったが支配者インベーダーを名乗る男の目星はついている



『また会いましょう』



それがいつ起こるかは不確定だ。俺にも予想がつかない。


だがどこで起こるかはある程度予測がつく…


恐らく決行日時はこの無人島終了から次のイベントの開始までの何処かで


場所は…



―――だ。



だがこの件を教師に行っても取り合ってくれないだろう


一応教師の言い分としては


支配者インベーダーに対抗できるのは優秀な鍛錬、知識を積んだ生徒だけ。教員が関わることではない」


だそうだ。


なる程いかにも、と思いそうだが教師は最低限生徒を守るがある。


それを放置してまでその方針を守らないといけないのか?


それとも他の支配者インベーダーに対応できない理由があるのか


そこら辺も考えていかなければ一生この件は続く…わけでもないな


とある日を境にこの支配者インベーダー騒動は幕を閉じるだろう


「し、シヴァくんと一緒なら支配者インベーダーに対抗できるよね…」


アリスが不安そうに聞いてくる


「あぁ、そうだな。いざというときは一緒に戦おう」


口ではそう約束した…


だがアリス、その願いは叶えられない


「私もシヴァと一緒に支配者インベーダーに対抗するです!」


リールがやってきて意気込んでいる


「僕もシヴァくん達と一緒に支配者インベーダーに対抗するよ!」


ガイズも生き生きとそう俺たちに伝える


「あぁ、頼もしいな」


口ではそうゆった。


ガイズもリールもアリスも一致団結して支配者インベーダーに対抗しようと意気込んでいる。(いやリールはいつこんな仲良くなったんだ?)


だが…


すまないな、3人共。その願いを叶えることはできない。


支配者インベーダーが現れたときの3人の反応が目に浮かぶ


「…早く見つけないとな……」


そういえば天気予報でここ一週間は雨が続きそう、か…

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