無人島サバイバル編
第7話 無人島サバイバル開始
無人島サバイバル当日、俺たちは船に載せられて学園所有の無人島へ連れてかれる。
そして無人島に到着し、降りようとすると放送が入る
「生徒諸君、必ず手荷物は部屋へ置いていき貴重品はセキュリティボックスへ入れるように」
なるほど…サバイバル器具を持ち込ませないためか
そして手荷物などをすべて船においていき船を降りて集合場所へ集まる
「それでは生徒諸君、全員集まったな!只今より無人島サバイバルを開催する。」
そして学園長の開催宣言をする。
「皆さん、学校配布のサバイバル器具は持ちましたね?この4日間があなたの刺激となり新しい道が見えてくるでしょう。それでは無人島サバイバルを開催することをここに宣言します。」
「学園長先生、ありがとうございました。それでは無人島サバイバル開始です」
それと同時に全員が色んなところに散らばる。
「ところで住居はどこにするの?」
「やっぱり洞窟だな。洞窟を探そう」
「洞窟って山の麓にあるよね」
「あぁ、だから山の麓を目指そう」
この無人島には真ん中に山が2つある。そのどちらかには洞窟があるだろう…
洞窟は夏は涼しく冬は暖かい。さらに雨風をしのげると来た。こんな優良物件はない。無人島サバイバルにおいて最も大事なものと言えるだろう。
「あ、洞窟です!」
「ホントだ!あったよ!」
「そうだな…」
確かにあった。だが、もちろんこんな優良物件他の人が逃すわけもなく…
「「っ!」」
「え?だれ?」
「びっくりしたぁ」
洞窟を見つけさぁ占領しようとしてたところに別グループが来た
ここは帰ってもらうか…
「すまないがここは先に俺たちが取っていた。ここは引いてくれないか?」
「はぁ!女子が多いんだからこっちに譲るべきでしょう!」
「これはサバイバルだ。生き残るために男も女も関係ない」
「か弱い女子が3人もいるんだからどっか行きなさいよ!」
いや噛みついてくるあたりか弱くはなくないか?と思いながらも口に出さない
「なるべく穏便に事を済ませたいんだ。早く引いてくれ。」
「ふぅん、女子に暴力を振るうの?」
「男も女も関係ないとさっき言ったろうそれにこっちにはガイズもいるぞ」
威嚇でガイズを出してみた。
ガイズを出せば引くと思ったが…
「あいにく、こちらには学年2位のリールがいるから、ガイズでもかなわないわよ」
「なに?」
するとガイズが近寄ってきて俺に耳打ちする
「さ、流石にリールさんはまずいよ。彼女、学年首席と遜色ない実力を持っているから」
「大丈夫だ。絶対に俺が取り払う」
ここで洞窟を譲るのは流石にグループが危ない。俺は何が何でも洞窟を取ろうと思っている。
すると…
「じゃあここを取るのは私を倒してからです!」
そして後ろから1人の女子が出てきた
「お前がリールか?」
「そうです。勝負です。」
ガイズが引き留めようとしたが俺はそれを払い除ける
「こっちのエースを出すまでもない。俺が相手をしよう」
「舐めてかかると痛い目見るです」
「あいにく、そんな思いはしたことがなくてな。教えてくれないか?」
「ぶち殺すです」
すると…
『雨怒氷針 急急如律令』
リールの能力か?空中から大量の氷針がふってくる
『天命 "帰"』
俺は能力を使って氷針をすべて吸い込む
そしたらガイズが教えてくれる。
「彼女はリール・アベノ。アベノ家の跡取りで現代最強の陰陽師です…」
なるほど。陰陽師か
リールは少し驚いたような顔をしたがすぐに無表情になり
『雨怒万雷 急急如律令』
すると雷の刃が大量に飛んでくる、なるほど。おもしろいな
『八卦陣 "閉門"』
よし、リールからの攻撃は防いだ。
だが休む暇は与えてくれない。
『陽炎炎雷 急急如律令』
今度は火炎放射か…俺は後ろに飛んで避ける
『天命 "尽"』
そしてリールの地面に陰陽勾玉巴が出現しそれが回転しながら小さくなったと思うと…
ドガァァァン
一気に爆発した。これで倒れてくれると助かるが…
煙の中からリールが現れる。まぁそうだよな、最強がこんなので倒れてくれたら困る
だいぶ目が本気だな…完全に怒ってるぞ…
するとリールは胸の前で印を作り…
『御火滔滔 急急如律令』
「っ!」
自分の体が重い…これは自分の体に負荷をかけるものか…
だがこれはリールだけが使えるわけじゃない。
『覇者』
そしてリールの体にも負荷をかけるとリールは耐えられなくなったのか術を解除する
『白虎咆鉤 急急如律令』
するとリールの右腕が鉤爪に変化する
『砕岩塊力 鉄塊硬変 急急如律令』
…多分だが身体強化だろう。攻撃力、防御力が上がったのかな?
だがもう俺も仕掛けは終わっている
『氷河』
そして地面が全て凍る
「っ…」
まだまだ終わらないぞ?
『遁甲』
遁甲は相手を束縛する技
『開門捉賊』
更にもう一重拘束し
『雷霆万鈞 天命』
自分の半分の魔力を吸収し圧縮しそれを放出する。天命"帰"、天命"尽"の応用技だ
「っ………」
流石に堪えられなかっただろう。リールはその場に倒れた。
流石にこれじゃあまずいな
『八卦陣 "生門"』
そしてリールを回復させる
「さぁ、決着はついた。これで満足してくれたか?」
「…」
リールは無言のまま頷く
少し頬が赤いが熱でもあるのか?いや、それはないだろう。
「では、他のところをあたってくれ」
そして俺たちはリールたちに別れを告げる
流石に初日からこの激闘はやばいな…疲れた…
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