第6話 グループ決め

「それでは今から無人島サバイバルの説明を始める。」


無人島サバイバル…もし生き残れなかったらどうなるんだ?


「まぁ簡単に言うとただのサバイバルだ。そこに魔物もいるし食料も自分で調達しなければならない。だが安心しろ。全工程においてグループと行動してもらう。グループの人数は3人だ。そのグループぎめはこのあと行うから誰とグループになるかも考えておくようにそして今回、怪我や空腹など、サバイバルで失敗してリタイアしたものは…」


そこで一度ため、


「退学処分とする」


「っ!?」

「まじかよ」

「やば」


すると一人の生徒が手を上げ抗議する。


「先生!入学していきなり退学っていうのは理不尽じゃないですか!」


すると担任は


「この学校に似つかわしくない生徒は要らない。そういうことだ。しっかり考えろ」


うわ、こてんぱんに言うな…


「安心しろ、もちろん最初に最低限のサバイバル器具は渡してやる。だが外からの持ち込みは禁止だ。そしてルールだが、基本的にはない。どんな手段でも使って生き延びろ。ただそれだけだ。実施期間は4日間。簡単だろう?以上だ。」


そして担任は説明書をパタンと閉じて


「それでは今からグループぎめを行う。グループができたら報告しろできなかったらランダムで決める。」


そしてグループぎめが始まる。一番人気だと明らかにわかるのがいるな…


「ガイズくん!私とグループなろう!」

「ガイズ!俺とグループになろうぜ!」

「ガイズ!俺だろ!」


…前にあったガイズは人気だな。まぁ成績優秀からの品行方正、顔も良しと来た。こんな優良物件他にいないだろう。


そう思いながらずっと席に座ってガイズの方を見てると


「あ、あのシヴァくん。私とグループになってくれないかな…い、嫌ならいいんだよ!でも私友達がいないから他に頼む人がいなくて…」


「もちろんだ。俺もいないからな。」


「ありがとう!」


さっきまで泣きそうな顔をしていたのが嘘みたいに笑顔になる。ほんとに感情がすぐ顔に出るタイプか。


「それよりあと一人どうしようか」


「どうしよ…」


あと一人をどうするか困っていると


「はぁはぁ…僕を君のグループに入れてくれないかな!」


なんとガイズがあの集団をくぐり抜けて来た


「喜んで受け入れるが…ほんとにいいのか?」


「いいんだよ、あの人達より君と一緒のほうが面白そうだしね!」


「だったら歓迎だ。」


グループが決まった俺たちは担任に報告する。


「シヴァ、アリス、ガイズの3人だ。リーダーはガイズで」


「え、ちょ、僕なの!?」


「俺はめんどくさいからな、任せた」


「まぁいいけど…」


よし、グループが決まった。なかなかいいグループじゃないだろうか


「作戦は?」


「作戦?いい場所を見つけてちゃんと食料取って夜営交代してじゃだめか?」


「まぁそれでいいんだけど…」


「じゃあ何も問題ないな」


「まぁ…いっか」



そして無人島サバイバル当日になる…

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