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第十七話 【処刑サイド:インゴット王国国王】インゴット国王、さらなる国の不祥事に苦悩する、そして、王女から凶報が届く
第十七話 【処刑サイド:インゴット王国国王】インゴット国王、さらなる国の不祥事に苦悩する、そして、王女から凶報が届く
主人公、宮古野 丈が、サーファイ連邦国を占拠した元「槍聖」たち率いる海賊団の討伐のため、「海鴉号」に乗ってズパート帝国を出発した日のこと。
インゴット王国国王、アレクシア・ヴァン・インゴット13世は、元勇者たちの度重なる不祥事で8兆5千億リリアの損失を被り、王国の財政破綻を回避するため、世界各国に頭を下げ、何とか12兆リリスの支援金を援助してもらうことになった。厳しい返済条件を付けられたが、ギリギリ首の皮一枚で繋がる状態まで持ち堪えたのであった。
しかし、17日前、元「聖女」たち一行がインゴット王国国立博物館から呪われた秘宝、「レイスの涙」を盗み出し、ズパート帝国にて「レイスの涙」を使って死の呪いをばらまき、500万人以上の人間を殺害する、無差別大量殺戮テロ事件を引き起こしたことを、ラトナ公国大使館とペトウッド共和国大使館から連絡を受け、さらなる不祥事の発覚と、損害賠償金の請求に頭を悩ませることになった。
その翌日、ズパート帝国でクーデターが発生、前皇帝サリム・ムハンマド・ズパート率いる前政権が崩壊し、ナディア皇女率いる皇女派たちによる新政権が樹立した。
それと同時に、ナディア新皇帝率いる新政権と、ラトナ公国、ペトウッド共和国が連名で全世界に向け、元「聖女」たち一行が勇者の資格を取り戻すため、インゴット王国から盗んだ「レイスの涙」を使って、死の呪いをズパート帝国にばらまき、患者たちを治療して勇者の資格を取り戻す狂言を行い、その結果、500万人以上の人間が殺害される無差別大量殺戮テロ事件を引き起こした事実を公表した。
さらに、前皇帝サリム・ムハンマド・ズパートと元「聖女」たちが結託し、治療代と称して5兆リリアもの金を国民から搾取する悪事を働いたこと、「黒の勇者」ことジョー・ミヤコノ・ラトナ子爵、現皇帝ナディア・ムハンマド・ズパート、ペトウッド共和国最高議会議長エルザ・ケイ・ライオンの、三カ国の要人たちを、自分たちの悪事の証拠を隠滅するために爆弾テロに見せかけて殺害しようとした暗殺未遂事件を起こしたことが、明らかにされた。
それから、元「聖女」たちがダンジョン攻略のために30万人超の軍隊を率いて「土の迷宮」を強行突破しようとした結果、ダンジョン内にモンスターが大量発生し暴走、軍隊による無理な突破も合わさり、「土の迷宮」が崩落を起こし、その影響で聖武器の一つ、聖盾を喪失する事態まで発生したことも、ズパート帝国新政府より全世界に向けて続報として発表された。
これらの声明が発表されたため、インゴッド王国国内、それから、世界各国より、インゴット王国政府に非難が集中した。
インゴット王国政府の杜撰な国家運営、インゴット王国に籍を置く元勇者たちが無差別大量殺戮テロ事件を起こしたこと、元勇者たちが国家の要人を暗殺しようとしたこと、元勇者たちのせいで聖武器を四つも失う世界の安全保障を揺るがす事態が起こったこと、これらの不祥事に関する、インゴット王国政府や国王の責任を追及する声が相次いだ。
王城の前では連日、デモ隊が押しかけ、国王や宰相、大臣たちの辞任を要求するデモが発生し、王城前でデモ隊と騎士団が激しく衝突する事態が起こった。
新聞や雑誌などのマスコミも、連日、インゴット王国政府の政権運営や不祥事への対応、国王たち首脳陣の対応を激しく非難する記事を書いた。
国王派に所属しない貴族たちの一部が、現インゴット王国政府への反対を表明し、独立を宣言、あるいはインゴット王国の傘下から脱退し、領地と隣接する他国の傘下に入ることを宣言する事態まで発生した。インゴット王国内部の分裂が本格的に発生したのである。国王たちも事態の打開を図ろうとしたが、強硬な抵抗に遭い、反国王派による国の分裂を止めることはできなかった。
ズパート帝国でクーデターが発生してから一週間後、ズパート帝国新政府よりインゴット王国政府に対し、財政支援のための支援金を50%減額することと、向こう五年間、ズパート帝国からインゴット王国への全鉱物資源の輸出を完全に停止する制裁措置を行うこと、元「聖女」たちが引き起こした問題に対する損害賠償金5兆リリアを請求することが伝えられた。
支援金の減額と巨額の損害賠償金が、インゴット王国政府の財政破綻をさらに悪化させる事態になることは明白だった。
付け加えて、世界の鉱物資源の7割が産出されるズパート帝国から、全鉱物資源の輸出が停止されることは、インゴット王国の製造業の衰退、関連する各種産業の衰退、インゴット王国の経済の衰退を意味していた。
ズパート帝国政府からの厳しい制裁に、インゴット王国政府は大慌てとなり、謝罪と交渉を行ったが、ズパート帝国政府の怒りは凄まじく、国王たちがいくら頭を下げても聞く耳を持たない、という態度であった。
ラトナ公国政府とペトウッド共和国政府からも、元「聖女」たちが自国の要人の暗殺を図ったことへの謝罪と損害賠償金の要求があり、ラトナ公国から1,000億リリア、ペトウッド共和国から5,000億リリアの損害賠償金の請求書が後日、インゴット王国政府に届いた。両国政府に謝罪と交渉を行った国王たちだが、損害賠償金の減額には至らなかった。
各国政府から今後、インゴット王国政府の不祥事が続く場合は、支援金の援助の見直しや、支援金の減額を行うと伝えられる事態にまで、インゴット王国政府、国王たちは追い込まれた。
インゴット王国政府の損失は、総額14兆1,000億リリアにまで膨れ上がった。ズパート帝国からの支援金の減額により、支援金は11兆リリアにまで減ってしまった。国内の分裂、ズパート帝国からの全鉱物資源の輸出停止、インゴット王国政府の不祥事を受け、インゴット王国を見限った人々による人口流出など、インゴット王国の衰退は加速するばかりであった。財政破綻など生ぬるい、崩壊寸前とも言いかねない状況に陥ったのであった。
インゴット王国が崩壊寸前という状況に陥り、国王たちの顔は暗かった。
以前のような贅沢な暮らしをする余裕は全くない。
騎士たちや役人たち、使用人たちに支払う給与の見直し、人件費の削減、公共サービスの縮小や維持、支援金を超える損失の補填、5年後までに支援金を完済する手段の確保、国内の産業を支えるための鉱物資源の確保など、課題は山積みであった。
国王の精神も体力もすでに限界寸前であった。
執務室で書類の山と格闘する国王の精神状態は、ストレスのために疲弊し、発狂寸前だった。
書類に目を通しながら、国王はげっそりとした顔で、両目を血走らせながら、怒りを吐露した。
「くそっ!?何でこの私が、世界一の大国と言われたインゴット王国が、借金まみれになって苦しまねばならんのだ!?ラトナ公国の女狐やペトウッド共和国の薄汚い獣人どもにペコペコ頭を下げねばならんのだ!?それもこれも全部、あの忌まわしい元勇者どものせいだ!?アヤツらをよく疑いもせず、勇者に任命したのが失敗だった!アヤツらが世界中で好き放題暴れ回るせいで、我が国は崩壊寸前だ!討伐隊を派遣しても、いまだに元勇者どもを討ち取るどころか、発見すらできない体たらくだ!この私が、たかが1瓶1,000リリアの酒を飲むことも躊躇しないといけない状況まで追い込まれるとは、何たる屈辱だ!元「聖女」どもは「黒の勇者」が全員、討ち取ったそうだが、早く元勇者どもを全員始末しなければ、私もこの国も本当に終わってしまう!無能な部下や裏切り者は即刻切り捨てねば!有能な部下の確保もしなければならん!」
国王はそう吐き捨てると、コップの水を一杯飲みほした。
「プファーーー!毎日、毎日、書類の山と数字と睨みっこする日々はもうウンザリだ!元勇者どもを全員、討伐できなかったらどうする?「黒の勇者」が万が一、元勇者どもにやられでもしたらどうなる?「黒の勇者」が元勇者どもを全員、討伐しても、その前に国が財政破綻したら意味が無い!私に反抗的な貴族どもが勝手に独立だの、他国の傘下に加わる事態まで起こっている!このまま真面目に仕事をしたところで、借金を返済できる保証はない!こうなったら、他国を侵略する以外に手段はない!サーファイ連邦国は海賊団に占拠されたと聞く!世界は今、混乱の真っ只中だ!国力の疲弊しているズパート帝国、あるいは薄汚い獣人どもの住むペトウッド共和国を侵略するのも良い!いや、海賊団程度なら、我が国の軍事力を持ってすれば、制圧は容易いか?サーファイ連邦国から侵略を始めるのもいいかもしれん!侵略して国を乗っ取れば、借金は全て帳消しだ!そうだ、侵略だ!今すぐ、挙兵するのだ!それ以外に栄光ある我がインゴット王国を守る方法はない!魔族殲滅、世界の平和、そんなこと知ったことか!国王たる者、まずは自国の平和と利益が最優先だ!早速、大臣どもを集め、侵略の準備を始めるのだ!」
ストレスと借金から、ついに精神が異常をきたし、借金帳消しのために、他国への侵略を考え始めた、インゴット王国国王、アレクシア・ヴァン・インゴット13世の姿がそこにはあった。
国王が執務室で他国への侵略戦争について考えていると、腹心であるブラン宰相が、慌てた様子で、執務室の中へと入ってきた。
「国王陛下、至急お伝えしたいことがございます!どうか、お聞きください!」
「何だ、騒々しい!?また、元勇者どもが問題を起こしたか?今はそんなことなどどうでも良い!ブラン宰相、ただちに大臣どもを集めろ!戦争の準備を始めるのだ!他国を侵略し、我が国の借金を全て帳消しにするのだ!そして、我が国の栄光を取り戻すのだ!」
国王がブラン宰相に侵略戦争の準備を始めるよう、指示を出す中、とある女性の声が執務室の中に響いた。
『お父様、他国を侵略するとは一体、何を仰っているのですか!?借金を帳消しにするために戦争を起こそうなど、気は確かですか?そんなことをすれば、他国が徒党を組んで、本当に我が国を滅ぼしかねないことが分からないのですか?我が国の評判が最悪で、借金に苦しむ状況は重々理解しておりますが、そのような暴挙、例え国王と言えど、見過ごすわけにはまいりません。ブラン宰相、お父様を今すぐ精神科医に受診させなさい。それと、当面の間、仕事を休んでいただいた方が良さそうです。今のお父様の精神状態は良くありません。インゴット王国王女として、あなたに厳命します。よろしいですわね?』
「はっ。ただちに国王陛下を病院にお連れいたします、マリアンヌ姫様。」
ブラン宰相の手元には、通信連絡用の水晶玉があった。
水晶玉から聞こえてきた女性の声は、マリアンヌ姫の声であった。
行方不明だった溺愛する愛娘の自分を叱責する声に、国王はハッと我に返った。
「ま、マリアンヌ!?無事だったのか?お前がラトナ公国で行方不明になったと聞き、ずっと心配しておったのだぞ。先ほどの私の発言はただの冗談だ。私は決して精神に異常があるわけではない。父は元気に仕事に励んでいるぞ。この私が侵略戦争など、そんな愚かな行いをするわけがないだろう。」
マリアンヌに叱責され、慌てて取り繕う国王であった。
『とても冗談には聞こえない迫力がありましたが。まぁ、本当に侵略戦争など馬鹿なことをしでかした時は、即親子の縁を切らせていただきますから、お忘れなく。そちらも大変だとは思いますが、偶には仕事を休んで気分転換をなさってください。今のお父様には仕事より休息が必要だとお見受けします。それはさておき、長らくご心配をおかけして申し訳ありませんでした。「黒の勇者」様の行方を掴むため、単独で捜索を行っておりました。報告が遅れましたが、無事、ズパート帝国にて「黒の勇者」様とお会いすることができました。インゴット王国冒険者ギルド北支部のブロン・ギルドマスターのご助力もあって、何とか「黒の勇者」様と和解し、協力を取り付けることができました。それと、光の女神リリア様より、「黒の勇者」様とともに協力して暴走する元勇者たちを討伐せよ、との神託を授かりました。現在、元勇者たちを討伐するため、「黒の勇者」様と行動をともにしております。私も「黒の勇者」様の率いる冒険者パーティーに加えていただきました。今はサーファイ連邦国へと向かっている途中です。お父様たちに大至急、お願いしたいことがあり、こうして水晶玉を通じてご報告しているかぎりです。』
「そうか!無事、「黒の勇者」と和解したのか!さすがは私の娘だ!おまけに、女神様より正式に元勇者たちの討伐の許可が下りたのだな!やっと、良いニュースが聞けて、私も嬉しい限りだ。それで、この私に大至急、お願いしたいこととは何だ?遠慮なく申せ!」
『はい。お父様はサーファイ連邦国を占拠した海賊団についてはもうご存知でしょうか?』
「ああ、存じているとも。その海賊団がどうしたのだ?」
『二月ほど前、我が国で食人鬼たちによる連続殺人事件が起こったのはご存知でしょうか?実は、「黒の勇者」様とラトナ公国が調査した結果、連続殺人事件の犯人である食人鬼たちのリーダーと、海賊団の首領が同一人物である可能性が浮上しました。そして、海賊団の首領の正体が、逃亡中の元「槍聖」オキミズ氏である可能性が高いことが判明いたしました。』
マリアンヌからもたらされた凶報に、国王は驚き、眩暈がして倒れそうになった。
それでも、何とか持ちこたえた国王であった。
「我が国で起こった食人鬼連続殺人事件の犯人と、サーファイ連邦国を占拠した海賊団の首領の正体が、元「槍聖」だと!?またしても、あの元勇者どもが問題を起こしたのか?海賊では飽き足らず、食人鬼にまで成り下がるとは、何と愚かな連中だ!勇者の歴史に泥を塗るような真似ばかりしよって!即刻、討伐隊をサーファイ連邦国へ送ることにしよう!おっと、それで、私に頼みたいこととは何だ、マリアンヌよ?」
『元「槍聖」たちは、恐らく我が国で保管されていたはずの、何かしら危険なアイテムを盗み出し、悪用している可能性があります。我が国の冒険者ギルドの特別調査チームのメンバーであったS級冒険者やA級冒険者たちを、全滅させるほどの未知の力を手に入れたと思われます。お父様たちには、元「槍聖」たちが食人鬼となり、未知の力を手に入れることを可能にしたアイテムが、我が国から盗まれた件について調査をお願いしたいのです。先日、国立博物館から我が国の貴重なコレクションが大量に流出しました。元「聖女」たちが国立博物館から「レイスの涙」を盗んで悪用した件もあります。元「大魔導士」たち同様、モンスタープラントの手術を受けた可能性も否定はできません。元「槍聖」たちがどのような危険なアイテム、あるいは危険な力を手に入れたのか、詳細を調べていただき、私たちにお教えいただけますでしょうか?「黒の勇者」様も、元「槍聖」たちが手に入れた未知の力のことを大変、危険視しておられます。元「槍聖」たちの討伐を円滑に進めるため、どうか調査をお願いいたします。』
「分かった。すぐに調査を行おう。我が国から盗まれたアイテムが原因である可能性があるならば、看過するわけにはいかん。急ぎ調べさせ、お前に調査結果を報告する。調査はこちらに任せて、お前は元「槍聖」たちの討伐に専念するがいい。」
『ありがとうございます、お父様。調査の方、よろしくお願いします。では、私はこれにて失礼いたします。お体に気を付けてお過ごしください。』
「ありがとう、マリアンヌ。私もお前の健康と無事を祈っているぞ。」
そうして、マリアンヌからの通信が切れた。
通信を終えると、国王は早速、ブラン宰相に調査を命じた。
「ブラン宰相、聞いての通りだ。可及的速やかに、元「槍聖」たちから我が国所有の危険なアイテムが盗まれたか否か、調査せよ。食人鬼連続殺人事件についても再度、捜査を行うのだ。元「槍聖」たちが一体、どのような力を手に入れたのか、何としてでも調べ上げ、マリアンヌに知らせるのだ。それと、念のため、討伐隊をサーファイ連邦国へと向かわせろ。元「槍聖」たちであろうとなかろうと、国際秩序を乱す海賊を見過ごすわけにはいかん。良いな?」
「かしこまりました、陛下。すぐに調査を開始いたします。では、私はこれで失礼させていただきます。」
そう言って、ブラン宰相が国王の前から去っていった。
ブラン宰相が執務室を出た後、国王は呟いた。
「マリアンヌが、あの子が無事で本当に良かった。「黒の勇者」とも無事、和解できて良かった。だが、またしても元勇者どもが問題を起こしおった。これ以上、賠償金を払うことだけは勘弁してほしい限りだ。食人鬼や海賊になるような連中を勇者に任命した私が馬鹿だった。連中の人間性をよく見極めた上で任命すべきだった。反抗的でも、まともな人間性を持つ「黒の勇者」を怒りに任せて処刑などせねば、こんなことにはならなかったのだろうか?リリア様の判断を仰がずに真の勇者を処刑したから、罰が当たったのだろうか?とにかく、今は元「槍聖」どもに関する調査が優先だ。元「槍聖」どもの討伐と、マリアンヌの安全を確保するためにも、何としてでも情報を掴んで知らせねばいかん。」
つい先ほどまで、他国を侵略しようと、自分も元「槍聖」たち同様、国際秩序を乱しかねない企みを抱いていた国王だが、娘であるマリアンヌの𠮟責ですっかりそのことを忘れて、元「槍聖」たちの討伐に協力し、ともに国際秩序を守ろうと、コロッと態度を一変させるのであった。
マリアンヌの生存という喜ばしいニュースとともに、またしても元勇者たちが問題を起こしたという最悪なニュースを聞き、複雑な心境の国王であった。
国王とインゴット王国を、元勇者たちの暴走がさらなる不幸を招こうとしていた。
国王とインゴット王国の破滅の時は着々と進んでいた。
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