1-53 3人まとめてペロペロチュウチュウ♡

 覚悟しろ、お前たち! 可愛いお口をペロペロチュウチュウしてやるからな! フハハハハハハッ!!

 

「オッサン、超ニヤニヤなんだけど」


 小娘たちが俺を見上げて笑っていやがる。まあ、楽しんでられるのも今のうちだ。


 俺はノートパソコンをそっと閉じる。


「お昼の用意ができましたよ? オッサンが腕によりをかけて作った洋食ランチです!」


「わはああああ! あーし、彼氏の手作り料理なんて初めて食べるんだけどお!」

「私も。すっごく楽しみかも」

「お兄さん、カッコいい!」


 3人は俺を見上げたまま目を輝かせる。

 

「その前にひとついいですか?」


 俺はラグの上に女の子座りする3人の後ろへ回り込む。


「今から3人には罰を与えます。オッサンを辱めた罰です」


「へ? 罰って?」


「もちろん、お仕置きのチュウですよおおおお!」


 俺は襲いかかるようにして3人の体をまとめて抱え込む。


「あはっ! オッサンに捕まったんだけどー!」


 声を弾ませる彼女たちを立ち上がらせて一緒にベッドへダイブする。


「きゃあああああああ♩」


 3人は楽しげな悲鳴を上げながらベッドへ倒れ込む。んん〜、楽し〜い!!


 俺は3人まとめて抱きしめたまま、体の匂いをクンカクンカと嗅いでいく。ここは天国か!


「オッサンが超スケベ顔なんですけどおー」

「もぉ、オジさん、くすぐったいってばぁ」

「お兄さんがクンクンしてくるー♩」


 3人とも楽しそうにもがくだけで、逃げる気などまったくない。これはもう3人まとめてチュウしてくださいってことだよなあ?


 俺は3人のギャルをまとめてベッドへ押さえつける。


「抵抗してもムダですからね。3人が俺のモノだってこと、その唇にたっぷり教えてあげますからねえええ!」


 さあ、2回戦の始まりといきますかああああ!! ウヒャヒャヒャヒャヒャッ!!



 ――40分後。


 3人に覆い被さっていたはずの俺はベッドへ仰向けになりながら天井を見つめている。


 見事、返り討ちにされた。


 唇はもちろんのこと、Tシャツをたくし上げられ、露出した乳首までギャルの唾液まみれである。俺の乳首は感覚がなくるなるまで舐め回され、吸われ続けてしまった。


 もうお嫁に行けない……。


 リサさんはぐったりする俺の姿を見ながらウットリしている。

 

「お兄さんの感じる声……すっごく可愛かったなぁー」


「リサってば、実はドSじゃん! オッサンの乳首、攻めすぎだし!」


「そうかな? 別にドSってことは……。まあ、SはSかもしれないけど」


 俺の妹は大人しそうに見えてSらしい――ということがわかったところで2回戦が終了した。結局、今回もやられっぱなしだった。というか、勝てる気がしない……。


「お昼にしましょうか?」


 俺は服を整えてキッチンへ向かい、すっかり冷めてしまったエビフライをレンジで温め直してから部屋へと運ぶ。サラダとスープとライスもテーブルへ並べ、4人で一緒に少し遅めの昼食を取った。


 俺の手料理は好評で、


「オッサン、お母さんになれるじゃん!」


 なんて言われてしまったが、俺がなりたいのは3人の旦那様である。将来、この子たちが俺の赤ちゃんを産んでくれるなら、これほど幸せなことはない。


 まあ、実際問題、難しいだろうけどな……。


 俺はシンクで皿を洗いながら、洗面所に向かった3人の会話に耳を傾ける。


「ここにある新品の歯ブラシ、好きなの使っていいって」


「じゃあ、あーしはピンク色!」


「私は青にしようかな」


「じゃあ、私は紫で」


「これ、使ったあとは持って帰るの?」


「何言ってんの、リサ! ここに置いとくに決まってんじゃん! 彼氏の部屋にマイ歯ブラシ置いとくのはね、彼女の特権なんだぞ!」


「なるほどおー!!」


 この日から俺の部屋の洗面所には4本の歯ブラシが並んだのだった。



「お腹もいっぱいになりましたし、ちょっとでもしませんか?」


「ゲームう?」

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