【60万PV突破!】オッサン、3人のギャルに『シェア』される!?〜元気いっぱいな美人ギャルに懐かれた平凡サラリーマン、ギャルづくしな毎日が始まってしまう〜
1-28 オッサン、ラインでやらかす。…あ、オワタ(後編)
1-28 オッサン、ラインでやらかす。…あ、オワタ(後編)
「正直に言おう」
俺はテーブルへ戻りスマホと向き合う。
「とりあえず、アヤネさんからだな」
今の三角関係を一応は認めてくれてるし。
俺
【すいません、今ミサキさんともラインしてます】
【返信先を間違えてしまったみたいで……】
アヤネ
【別に謝らなくてもいいって】
【正直に答えてくれてスッキリした】
やっぱ、アヤネさんは天使だなぁぁ。
アヤネ
【あの子の名前、ミサキっていうんだ】
【で】
【明日、その子と水族館デートってところ?】
【へえー、そっかそっか】
あ……あれ?
俺
【怒ってますか?】
アヤネ
【別に怒ってないって】
【明日の夕方はウチへ来てくれるんでしょ?】
俺
【それはもちろん!】
アヤネ
【絶対だからね】
【お母さんと一緒にオジさんが喜ぶおもてなしするから】
俺
【おもてなしとは?】
アヤネ
【え? それはほら】
【裸エプロン……とかかな?】
ははは、裸エプロンんんッ!? GカップとHカップ、夢の共演で裸エプロンんんッ!?
俺
【絶対行きます!】
アヤネ
【やっぱしない】
俺
【え? なんで?】
アヤネ
【つい言っちゃっただけだから!】
俺
【ええー】
アヤネ
【てか、お母さんがするわけないじゃん!】
俺
【アヤネさんはしてくれるんですか?】
アヤネ
【え?】
【まあ、ちょっとぐらいなら】
俺
【じゃあ、お礼にお尻ペシペシしてあげますね笑】
アヤネ
【しなくていい】
俺
【本当にしなくていいんですか?】
アヤネ
【……】
【じゃあ、ちょっとだけ】
俺
【さすがドM笑】
アヤネ
【うっさい!笑】
楽しいいいいいい!!
アヤネ
【あの子ともラインしてるんでしょ?】
【こっちはもういいから、あとはあの子としてあげて】
【明日〇〇駅に夕方6時ね】
【おやすみ♡】
俺
【わかりました】
【おやすみなさい♡】
「いやぁぁ、アヤネさんってホント天使だなぁぁ」
って、浮かれてる場合じゃない! ミサキさんにも謝らないと! 俺は緩み切った顔を引き締める。
俺
【ミサキさんの言うとおり、他の人ともラインしてました】
【返信先を間違ったみたいで……】
ミサキ
【やっぱり】
【おかしいと思ったんだよね】
俺
【すみません、混乱させてしまって……】
ミサキ
【別にいいよ】
【あーしもたまにやっちゃうし】
【正直に言ってくれてありがとね、オッサン】
【けど、返事遅かったから罰ゲームね】
俺
【え? 罰ゲーム?】
ミサキ
【そお、罰ゲーム!】
【明日、あーしがチューしたいって言ったらチューすること!】
【ヤダって言うのは禁止ね】
ギャルの罰ゲームがご褒美すぎるんだが?
俺
【わかりました】
【チュッ♡】
ミサキ
【明日って言ったじゃん笑】
【チュッ♡】
俺
【わかりました】
【チュッ♡】
ミサキ
【オッサン、キス魔だな笑】
【チュッ♡】
俺
【ミサキさんこそ】
【チュッ♡】
ミサキ
【全然終わんないんだけどおー笑】
【チュゥゥゥゥ♡】
楽しいいいいい!!
俺
【そろそろ寝ましょうか?】
【明日のデート、楽しみにしてますね】
【おやすみなさい、ミサキさん】
ミサキ
【ラブラブすぎて寝れないんだけどおー笑】
俺
【ちゃんと寝てくださいねヾ(´ᵕ`*)ヨシヨシ】
ミサキ
【にゃん♡】
「ミサキさんも天使じゃん!」
2人ともいい子すぎて、どっちかひとりなんて選べないよお〜! 俺はベッドへダイブして足をバタつかせる。
「よし! 決めたぞ!」
とりあえず明日は天使たちとの休日デートを思いっきり楽しもう! 先のことを考えるのは、来週……そう! 週明けからにしよう! うん、そうしよう!
「そうと決まれば、今日は早く寝よーっと♩」
俺は鼻歌混じりに寝支度を調えていく。
「明日も2人とデートできるとか最高だなあー♩」
俺はベッドへ横になり、それはそれは晴れやかな気持ちで眠りにつくのだった。
◆
翌朝。
俺のスマホに一件のメッセージが届いていた。
ミサキ
【今日、ファミレスに11時集合な?】
【ぜってー来いよ?】
「……」
ギャルがヤンキー化してるんだが?
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