【1章完結】オッサン、3人のギャルに『シェア』される!?〜元気いっぱいな美人ギャルに懐かれた平凡サラリーマン、ギャルづくしな毎日が始まってしまう〜
第16話 オッサン、しっとりセクシーな巨乳ギャルと出会う
2人目のギャル「藤咲アヤネ」
第16話 オッサン、しっとりセクシーな巨乳ギャルと出会う
順調に英語の宿題を進めていく俺とミサキさん。
ところが設問の半分を越えたあたりで、ふと誰かに見られているような気がした俺は顔を上げる。
「あっ……」
斜め向かいの席に座るJKギャルの3人のうちのひとり。タレ目の美人ギャルと視線がぶつかる。
俺は慌てて顔を教科書へ戻すが、正直彼女のことが気になってしょうがない。俺は本人に気づかれないよう、その姿を盗み見る。
薄紫色のメッシュの入ったゆるふわな銀色の巻き髪に、ミサキさんに勝るとも劣らない美貌。そしてなんと言っても――
オッパイが大きい。
およそ高校生とは思えないほどたわわに実った胸が半袖スクールシャツをこれでもかと押し上げている。
あんなの映像でしか見たことない。今の若い子は本当に発育がいいんだな……実にけしからん。
あんなに胸が大きかったら日常的に男たちの視線に晒されて仕方がないだろうな。
俺が同じクラスで隣の席だったら、きっと授業どころではなかっただろう。
今みたいにテーブルの上へズシリとのしかかる2つの乳房から目が離せなかったに違いない。
いや、ホント困っちゃうよ――
「デカすぎて」
「え? デカい? ビッグってこと? ここスモールじゃん! もおー、オッサンどこ見てんの!……って」
ブスッ
「ふんがっ!?」
鼻の穴にシャーペンが突っ込まれた。
「いや、マジでどこ見てんだよ、オッサン……」
ミサキさんが真横から睨みを利かせてくる。怖いったらない。
「ぷっ」
巨乳ギャルにクスクスと笑われてしまう。恥ずかしいったらない。
ミサキさんは巨乳ギャルを一瞥してからシャーペンを引き抜いて頬を膨らませる。
「もおー! 集中してよね、オッサン! このあと現社のプリントもあるんだからさー!」
美人ギャルに軽く叱られてしまった。怒り方が天使なんだが。
俺は首を振る。
まったく、何やってるんだ俺は! 俺の隣にいるのは日本一、いや世界一可愛いギャルだぞ! ちょっと胸が大きくてキレイな子がいたからって、他の子に目移りしてどうする!
俺は気合いを入れ直す。
早く宿題を終わらせて激かわギャルとイチャイチャするんだろ、俺! うん、なんかやる気が出できた!
「ミサキさん! チャチャっと終わらせましょう!」
「当たり前だし! 早く宿題済ませて、オッサンとイチャイチャしたいし!」
ミサキさああああん!!
俺は心の中で叫んだ。
――30分後。
目標を同じくした俺とミサキさんは怒涛の勢いで宿題を片付けていく。残すは現社のプリントの後半のみだ。
時刻は20時前。
宿題を終わらせてからでも30分以上はミサキさんと一緒にいられる。今日は何を話そう。
そういえばさっき『部屋で続きをしようね』なんて言われたけど、ここは思い切って次の週末にでも俺の部屋へ彼女を誘――
ポコッ
「ん?」
頭に軽い何かが当たった。床を見ると小さく丸まった紙の塊が落ちている。広げてみると、それは棒付きキャンディーの包装紙だった。
まったく、誰のイタズラだ?
辺りを確認すると犯人はすぐに分かった。
「チュパッ、チュパッ」
同時に俺の目は釘付けになる。
斜め向かいの席の巨乳ギャル。彼女のふっくらと厚みのある唇に出し入れされているのは丸い飴玉だった。
「ごくり……」
俺は思わず生唾を飲み込む。
巨乳ギャルは俺に見せつけるように飴玉へ舌を絡ませると誘うような視線を向けてくる。
彼女は唾液たっぷりの飴玉に厚い唇でキスをしてから再び飴玉をしゃぶり出す。
「チュパッ、チュパッ、チュパッ」
およそ高校生とは思えないほど妖艶な色気を漂わせる彼女の姿に、俺はもう目が離せなくなってしまう。
「エッロ……」
「オッサンってばぁ……あーし、宿題してるんだからね。エッチな目で見ちゃダメだってばぁー……って、おいっ!」
グニュリッ
「ふごっ」
鼻の穴に消しゴムが押し込まれる。さすがにひでえ……。
「ぷふっ……」
巨乳ギャルが思わず吹き出してしまう始末。
「いや、だから!! マジでどこ見てんだよ、オッサン!!」
ミサキさんが下からギロリと睨みを利かせてくる。怖いったらない。
「あの女ぁ……」
美人ギャルが巨乳ギャルにメンチを切ると、巨乳ギャルは何事もなかったかのように澄まし顔でそっぽを向いてしまう。あの子、相当なやり手だな。
「オッサンいい? 次、よそ見したら罰ゲームだからね!」
「えっ、罰ゲーム……?」
「しかも超恥ずかしいヤツだからね!」
「超恥ずかしい……」
身構える俺に対して、美人ギャルはドヤ顔で言い放つ。
「オッサンの
「ぷっ」
俺は思わず吹き出してしまう。ホント、この子には敵わないな。
「笑い事じゃないし! 超変な顔じゃないとダメだからね!」
俺はミサキさんの頭を撫でる。
「それは大変だ。もうよそ見できませんね」
「オッサン、ズルいし! 頭撫でられたら許しちゃうじゃん!」
「ふふっ、宿題の続きをしましょうか?」
「当たり前じゃん! あ、けど先にトイレ行ってくるね」
「はい、いってらっしゃい」
フロアの奥へ向かったミサキさんはチュッと俺に投げキッスをしてからトイレの中へ消えていった。
俺は可愛すぎる天使な彼女へ手を振り返しながら思った。
俺はもう、ちょっとやそっとの誘惑なんかに負けないぞ!!
「よし!」
俺は決意を新たにテーブルへ置かれた現社のプリントへ目を向ける。
「――ねえ、オジさん」
「はい」
「あの子、パパ活?」
「はい?」
声を掛けられ隣を見る。
「――――ッ!?」
俺の目に飛び込んできたのは、ハチ切れそうなほど胸部が盛り上がっているスクールシャツだった。
――あ、ダメかもしれない。
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