第3話 幽体離脱!!!

 私は、高校生2年生の17歳の時、何度も金縛りにかかり、体中が痺れて苦しくなる、という体験を、眠っている時に多数していました。


 ストレスなのか、幽霊現象なのか分かりませんが、ほぼ毎日のように、眠ると金縛りになり、動けなくなります。


 そして、体中、雷が取り巻いているかのように、ビリビリと痺れるのです。



 その日も、いつものように金縛りになり、私は動けなくなりました。


 それから、いつものように、電流が取り巻いているか、雷が取り巻いているかのような、ものすごい痺れがありました!


 私は、動けませんでした。が、ビリビリした体と動けない体から自由になりたくて、必死になって動こうとしました。


 すると、スッと半身を起こすことができました。


 ですが、とてつもなく恐ろしいことに、何と布団を掴んでいる感覚が全く無いのです!

 

 それから、私の体は、上の方に浮き上がってゆきました。


 その時、下を見たら自分の「体」が見えたかもしれません。


 ですが、私は、このような状態、幽体離脱になってしまったことが、とてつもなく怖くてたまらなくて、下の自分の「体」を見る勇気がありませんでした。


 それから、恐怖の中にも少しだけの好奇心を感じた私は、ふと「台所へ行ってみたいな」と思いました。


 すると、その思った瞬間に、一瞬にして台所へとやってきたのです。


 暗がりの中、台所の窓に月明かりが当たって、ほんのりと窓が明るかったことを、今でも覚えています。


 それから、気が付くと朝になっていました。


 17歳の頃、体験した幽体離脱は、とてつもなく怖かったです。が、死ぬ時って、こんな体験しているのかな? ってな感じで、少しだけ興味深かったのを、今でも覚えています。


 

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