第9話 登録完了、そして……卒業?
「それで……ここに名前とあと……」
「えっとここは母親の名前をお願いします……」
「了解です!」
俺は次々と記入していく。
この羊皮紙は魔法からできるとは思えないほどとてもきれいだ。
俺は受付に置いてあったペンを使う。
俺はこう思った。
あ……ペンは……魔法じゃないんだ……
まぁ魔法で羊皮紙出す方がおかしいんだけどね!?
「じゃあこれで完了です!おめでとうございます!あなたは今日からここの一員です!」
周りから拍手喝采が起こる。
まぁ下心満載なのは重々承知だけど。
「じゃあ僕はこれからどうすればいいですか?」
受付のお姉さんは少し言い濁すように俺に伝える。
「あの……本当はね?ランクってものがあって、それに見合った依頼をこなしていくんだけど……男の子は冒険者協会に入って最初に……あの……」
俺は察してそのまま言った。
「あぁ……SEXですか。いいですよ?」
「ッ!?!??!?!??!」
「「「「「「「えぇッッ!?!?!?!??!??!」」」」」」」
「別に僕は性行為に忌避感を持っているわけではないですし……むしろ大歓迎です!」
その瞬間俺は受付のお姉さんに押し倒される。
「ッ!?」
「あのねぇ~そういうことを言ってしまったら~もう……後戻りできないわよ♡」
「ッ……ごくり……」
「じゃあいいわよ……ね……♡?」
「ちょっとッ!!抜け駆けなんてひどい!」
「私も私も!!」
……やべぇ……にやけが隠せねぇ……
ッ!っとやべやべ!こんな床で童貞を捨てたくはないので……
「す、すみません!SEXするのはベッドでお願いできますか……?」
「あら……ごめんなさいね……?」
受付のお姉さんはすぐどけてくれる。
というかこのお姉さん……動きが機敏すぎる……
今の一瞬で俺の上からどいてすぐ立ち上がるまで約0.1秒。
「は、早すぎる……」
「あら?こう見えても……Aランク冒険者なのよ?」
「えッ!?……っていっても……どれくらいすごいかわかりません……」
「あッ!そうよね……」
お姉さんは説明してくれた(発情しながら(というか俺もそっちに意識行った))。
ランクはFランクが一番下で一番上がSSランクらしい。
つまり……上から3番目ッ!?このお姉さん……最強か?可愛くて強くて……やべぇ……結婚してぇ……
「説明ありがとうございます!」
「い、いいのよ……//そんなこと……//」
おいおいおいおいっ!発情しまくりで俺のアソコは噴火直前である。
「この近くに宿って……?」
「宿っていうか……そういうことをしてもいい専門のお店があるの♡」
Oh……ラブホですか????
「じゃ、じゃあそこでやりましょう……あの……初めてなので……よろしくお願いします……」
「ッ!!!!!!も、もちろん!(や、やばい……私この流れで処女なんて言えないわ……ッ!!!)」
「?」
「ううん!なんでもないわ!じゃあ行きましょ!」
冒険者協会の皆さんからの嫉妬の目と羨望の目を向けられながら一緒に向かった。
やばい……俺のエレベストが空の上まで吹っ飛びそう……ッ
まずい……ッこの人胸でかすぎだし色気出しすぎだろ!?
まじでなんかスキル持ってんじゃねぇの……?
「ここよ……?♡」
俺は木造の建築で看板に書いてある文字を見る。
「えっと……ラブ……ホテル……ってまじでラブホかいッ!しかもホテルというか旅館!」
「?」
「まじで……ありがとうございます……」
「ッ!!!本当に……こちらこそありがとう」
受付のお姉さんはめっちゃ笑顔。
まじで……この笑顔可愛いすぎてぇやばすぎる……
と、尊い……こんな素晴らしい女性が……俺に笑顔向けてくれるなんて……ウッ(尊死)
「だ、大丈夫!?」
「あ、ああ……大丈夫……です……少し尊すぎました……」
「??」
「いえなんでもないです!」
俺たちはそのままラブホに入っていった。
そして受け付けのおねぇさん……またお姉さんはだよ……
ッ!名前聞いてない!
「あの……できれば名前を……教えてほしいです!」
「あ!ごめんね!まだ伝えてなかったね!私はヤナ。ヤナって呼んで?」
「は、はい!」
「ふふ……そう緊張しなくていいのに(嘘です全然嘘です私男の子なんて初めてだしほんとに緊張してますどうしましょう)」
やっべぇ楽しみすぎる……
「ちょっと待った。」
後ろからめっちゃ聞き覚えある声がする。
そしてまた聞き覚えがある声が。
「だ、大丈夫だって言ったのに——」
「んなわけないでしょ!?まだ6歳よ!この世の中物騒なんだから!」
あぁ~~くそがばれちまったか……
この母さんにばれちまったならしょうがない。
あぁ……もう少しで童貞捨てれそうだったのに……
こればっかりは恨む
第9話終わり
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