第6話ネックレスの使い道


「まずそのネックレスは、異世界にある『すまほ』ってゆうのをイメージしてつくってあるの。」


「『すまほ』?」


聞きなれない単語が出てきたのでたずねると、キュラスが興奮しながら教えてくれた。


「いろんなことができてね、気になったことを調べられたり、手紙より早くやり取りができたり、遠く離れたところ同士でも話せたりするの!あとは道がわからなくても教えてくれたり、動画が見られたり!本当は『わいふぁい』ってゆうのが必要なんだけど、私がつくったから大丈夫!『ぶるーらいと』っていうのも100%カットしてるから、目もわるくならないよ。でも色味もきれいだから大丈夫!あとねぇ他にも色々あるんだけど私は『めーる』ってやつと『電話』しか作れなかったんだ〜『検索』も作りたかったんだけど…」


「女神様、ストップ。意味がわからなくなってきたから。」


「ごめんごめん。『地球』っていう世界の神様が、すごいんだよ〜って教えてくれてつくってみたんだけど、誰も友達がいないから、使えないな〜って思ってたから〜。」


スキルといい、こんな貰いっぱなしじゃあ、悪いから断ろうとしたけど、こんな話を聞いたら、断りたくても断れない…

しょうがない。


「キュラス、ありがとう。大事に使うね。」


「困ったことがあったら、じゃんじゃん電話してねぇ〜。ってことで、そろそろ教会に送っちゃうけど大丈夫?」


「うん。楽しかったよ!じゃぁ、またね!」


「こちらこそ。それじゃあ送るね!」


そうゆうとキュラスは私に向かって魔法を放った。


ラナンを無事送った後、キュラスは


「友達っていいな〜」


っとつぶやいた。その声は、あたりに響いた。


〜〜〜

私が目を開けるとそこは教会だった。

私は神父さんにお礼を告げ席に戻った。女神様と友達なんて、幻かな?

なんて思って、ネックレス確認したら、ちゃんとつけてた。


「夢じゃなかった。」


思わずそうつぶやいてしまった。

席に戻るとリオが


「どうだった?」


「女神様と友達になった。」


嘘でもなんでもないしそう言ったら、


「は?」


と言われ、いろいろ聞かれるはめになってしまった。

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