第4話 告白された。どうしよう。

「好きです、私と付き合って下さい」


そう俺に伝えた、笹原優花ささはらゆうかは、昔から恋人ばかりを探してばかりいる、オタクに優しいギャル的なやつだ。彼女もオタク趣味を持っていて、ライトノベル、アニメ、Vtuber…まあたくさんだ。俺も同じ様な趣味を持っていて、意気投合して付き合い始めた。それが新島誠にいじままこと時代の時の話だ。

と思っていたのだが、なんと罰ゲームで告白をしたということだった。俺は初めてできた彼女だったため、心に大きな傷を負うことになった。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

告白された翌日。


「はぁ…どうするかなぁ…」


まさかこの神楽伊織かぐらいおりの姿のときに、しかも優花に告白されるとは。なかなか難しい話だ。学校行くのがなんかしんどい。


「まあ、そんなこと気にせずに学校行くか」


この姿で学校に行くのもありだなぁ…。今日は弁当を作るのが面倒臭かったので、今日は食堂の学食で済ませるか。どうやらカレーうどんが美味いらしいし。


1時間目は古典。眠い、眠すぎる。ノートにシャーペンに走らせながらも、夢へと旅立ってしまった。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

「疲れたなぁ…」


「お前寝てばっかりだっただろ」


俺の一言にツッコミを入れてくれる友達は、相川蒼夜あいかわそうや。実は優花に告白された日、NINEを交換したクラスのトップカーストに属している陽キャだ。


「ほら、カレーうどん奢ってやるから昼から頑張れよ」


「…まじ?ありがとう」


あの美味いと噂のカレーうどんを奢ってもらえるだけでテンションが上がる。熱々のカレーにうどんが絡まるのが最高だ。すすっていくが、頭には笹原優花の告白が頭に残っていた。


好きです、私と付き合って下さい、かぁ…あの1件でもうトラウマなんだよな。その言葉が本当の気持ちなのかどうか、俺には分からない。返事を返すのは、もう少し先になりそうだ。

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