古き魔女の歌 雷鳴と雷電 五夜の騎行
まるペコ
火焔に騎乗し、舞い上がる
黒煙と
眼下は一面、
おのれの身も
我とつるみし死者よ
再会を期せ
そして高く舞い上がる
黒雲中に高く舞い上がる
雷鳴は我が叫び
雷電は我が
大き
さらば、
我を
いくは、白き明けの空まだこぬ、
我をはめし、
いく嵐こそ我が騎行と知れ
狂おしい、真昼のまぶしい光が乱舞の空には
溶け込んで、眠ろう
黒雲を
回し高く巻き上げらせ
我の時間が始まる
そうして五夜の嵐に騎行して
すべての始まりの都は
今、眼下にあり
頂きは遙か
月と星を独り占めして
下界は
雷鳴を
雷電を落とし
伏魔の城郭を神殿を撃とう
絶え間なく
真黒い燃えかすに変えて
いでよ、堕ちし百余の眷属よ
汝らの角笛を
はいずる貴人、神官どもを、狂気に
そして喰らえ、喰らい尽くせ
さすれば、我は
この罪の都にこそふさわしい
ろう
【 エウドラ( 217 Eudora ) より抜粋 】
古き魔女の歌 雷鳴と雷電 五夜の騎行 まるペコ @md243145
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます