第2話

朱里「美術の世界ってさ、普通とは違う独特の世界観があるみたいで真面目に提出期限に間に合わせて描いた私には先生から手抜きはダメだよって言われて、期限過ぎて出した人達が評価されて作品集に載ったりしてたもん。」


誠人「小説書くのも美術の絵を描くのも普通のじゃつまらないんだろうから、見えてる世界からもう普通と違うんだろうね。」


朱里「だけどこの世の中は不条理な世の中だと思うよ!!

電車でも降りる人優先ってのはみんなわかってても真ん中に堂々と立っててよける気ない!って人最近多いよ。

あの〜降りられないんですけど〜ってよく思うけど真面目な私がそれをやってる側だったら絶対注意されるしね!」


誠人「わかるわかる。

たまたまできてないときに隙をつかれて注意されるしね。それ真面目な私じゃなくてもっとできてない人に言ってよ!!ってね。

…朱里、今度気晴らしに遊園地に一緒に行こうか!!世の中も意外と捨てたもんじゃないよ!」



-それから3ヶ月の月日が経ち、


恋って不思議

余裕がないときよりも自分を大切にして

自分で自分を満たせるようになると彼氏ができるかも、みたいよ。



誠人「朱里-!!

…ごめん、待った?」


朱里「ううん、私も今着いたとこ。」


誠人「今日は体調どう?」


朱里「うーん、なんかね、

やっと前より心の余裕ができてきて、

ちょっと髪型変えてみようかなって思えたり、小鳥のさえずり聞いたりして幸せ感じたり、やっと本当の意味での人生楽しくなってきたかな、って感じ!」


誠人「おぉ、すごいじゃん。

今日も楽しめたら良いね!遊園地!

何乗ろっか?」

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