7-1 ピーピングトムの真意

 勲矢さんを捜索するに当たって、僕らは急いで手がかりを探さねばならなかった。


 四條家にそれらしい情報は微塵も見当たらず、勲矢さんが勤務していたという大学病院にも問い合わせたが、有給扱いで欠勤していると返答があるだけだった。


 有給ありきで失踪するくらいには、計画的な行動だったのだろうか。


 朝食を平らげ、和室のパソコンで有給のシステムや大学病院の構造について調べていると、綾乃が半分だけ開いている襖をノックする。


「私もう出ちゃうけど平気? 今日は長めの収録があるから、帰りが二十時くらいになるんだけど、トラブルに巻き込まれたら、すぐに電話で連絡するのよ」

「綾乃こそ身の安全を第一にね。組長さんはああ言ったけれど、見張られている可能性はまだ捨てきれない。裕也さんの最期を見届けた僕らの存在を害であると見なしたら、手のひら返しで殺しにやって来るかもしれない」

「今の私たちに極道連中の心胆を寒からしめられる行為なんて、何一つ出来ないような気がするけれどね。SNSで悪口を呟くくらいかしら。私達が見たことを書き込んだところで、誰も信じてはくれないでしょうけれど、とはいえ、近藤組を刺激するには充分か。じゃ、行ってくるわ」


 マスクとスーツ姿の綾乃が玄関から出ていく。仕事着兼カモフラージュと言い張っていた。収録用の衣装は現地で借りるらしい。


 僕は僕の仕事をしよう。


 いつまでも穀潰しではいたくない。


 掃除機を手に取る。リビングから始める。


 手を動かしながら、勲矢さんについて思いを馳せることにした。


 あのコンビニで別れたきりだが、今は何処で何をしているのだろう。


 近藤組から逃げ回っているのは容易に想像がつく。単に逃走しているだけではない。他に目的があるから身を潜めている。紗那ちゃんの遺体を用いて為したい目的があるからこそ、僕らにエンバーミングの依頼をしてきたのだろう。


 今も紗那ちゃんの遺体と共に行動しているはずだ。大移動は難しい。まだ都内に潜んでいる可能性は高かった。


 極道を相手に商売をしていたくらいだから、セーフハウスの一つや二つくらいは用意してあるのだろう。そのいずれかに潜伏しているに違いない。


 自分の娘の身体をどうするつもりなのだろう。


 勲矢さんが紗那ちゃんを殺したと組長さんは教えてくれたが、あの発言には確証がない。


 確証どころか懐疑的でしかなかった。娘を溺愛していた勲矢さんが、紗那ちゃんを計画的に殺害したという情報には無茶がある。


 計画的だったのだ。


 薬品をわざわざ購入して殺したのであれば、突発的に生じた殺害であるはずがない。そこまでして愛娘の命を絶った理由が、僕にはまだ見通せなかった。


 昼になる。出前を取ってもいいが、いたずらに食費を上げるべきではない。所持金には限りがある。例の如く最寄りのコンビニへと立ち寄る僕だった。


 店内に入ると、冷たい冷房が僕を迎え入れてくれた。


 勲矢さんとの遭遇を期待していたが、それらしい気配はない。店内にはエプロンに似た制服を纏った店員が二人と、近隣住民と思しき人が三人いる。


 長居は無用だ。


 目に入ったおにぎりとペットボトルのお茶をつかんで、足早にレジへと駆けこむ。腕に抱えていた商品を台の上に置くと、店員が次々に商品をスキャナに通していく。


 レジのディスプレイには、商品の合計金額が表示されている。商品を全てスキャンし終えたらしい。


 次の一声が掛からない。金を出せとも要求されない。


 見られていた。


 動物を観察するように、僕の動向を窺っている。


 背筋にじわりと脂汗が浮かぶ。ワイシャツが背中に張り付いた。


「袋、いりますか?」


 黙って頷く。


 店員が白いビニール袋に、雑に商品を詰めていく。


 嫌な予感がした。


 不審者だと勘違いされている。


 挙動が不自然だったのだろうか。早歩きだったのは認める。しかし妙な素振りなんてしていない。購入した品だって、一目でも見れば昼飯用だと分かるはずだ。


 そうじゃない。


 テレビだ。


 似顔絵。


 上半身をねじって後ろを見る。


 四輪のキャリーバッグを押した老婆が、訝しげな目つきで僕を観察している。そのすぐ後ろからは、老婆の肩越しに少年が僕の方を眺めていた。


 棚に陳列されている菓子を眺めていた女の子が、商品の隙間から僕の姿を覗いている。


 固唾を飲む。


 そんなはずがない。


 あんなずさんなイラスト一枚で、僕が『リヒト』であるなんて特定出来るものか。


 たまたまだ。たまたま、僕がナーバスになっているだけだ。


 手早く清算を済ませて、店員から袋を引っ手繰る。出口に向かって小走りした。


 お腹が空いたから早く家に帰りたいだけだ。あるいは仕事に追われていて、時間の浪費が許されない身なのだ。そういう設定なのだ。腹が痛くて自宅のトイレに駆け込みたいとかでもいい。犯罪者が人目を逃れて駆け出したのではない。僕はあくまで日常生活に準じた理由で駆け出したのだ。そういう演技に努めながら、僕は店内から逃げ出した。


 交差点の信号が青になる。足を止めずに済んだ。まだ視線を感じる。通報されてはいないだろうか。僕は歩き続けた。野良猫がいた。後ろをついてくる。僕は猫と競歩をしている。その猫には首輪がついていた。


 首輪に、カメラが仕込まれているんじゃないのか。


 僕の居場所を突き止めるために、誰かが猫のスパイを遣わしたのではないのか。


 自分の額を手のひらで強めに叩く。


 被害妄想も大概にしろよ。


 首輪は首輪だ。カメラなんて付いていない。コンビニでだって、単に僕の後ろに客が列を成していただけだ。菓子の棚にいた女の子の視線が刺々しく感じたのだって、僕が過敏になりすぎているだけに決まっている。


 ありもしない後ろ指を、背中に指されているみたいだった。


 これまで僕が行ってきた全てに対して、非難をされているみたいだった。


 あの客らは、僕とは無関係の人間である。僕が勝手に恐怖を覚えたに過ぎない。

 それでも僕はこれからずっと、この非難がましい視線と闘わねばならないのだろうかと考えずにはいられなかった。


 誰も僕に非難の視線なんか送っちゃいないのは、分かってはいるけれど。


 後ろを歩いている猫が気の抜けた鳴き声を出す。励まされているみたいで頬が緩んだ。


 勲矢さんの尻尾も掴んでいないのに、こんな所でへこたれている場合ではない。


 またひょっこりと顔を出してくれたら、捜索する手間も省けるのだが。


「そうか、どうして気付かなかったんだ」


 偶然コンビニで勲矢さんと遭遇した、という認識には誤りがある。


 約一千万人が活動するこの都内において、ピンポイントですれ違うというのは極めて難易度の高い話だ。


 見張られていたんじゃないのか。


 それなら、声をかけるタイミングを見計れる。


 裕也さんがスマホを使った盗聴のシノギについて語ってくれたことがあったが、僕はスマホを所持していない。それどころか私物がほぼない。僕の居場所を遠くから把握するには、発信機以外の方法に頼らざるを得なかったはずだ。


 常に身近に潜伏していたという仮説はどうだろう。


 自宅とその周辺の調査なんて、近藤組がとっくに済ませているはずだ。セーフハウスを設けるなら、より確実に安全性が担保される場所を選んで然るべきである。


 安全かつ隠蔽性に優れ、情報収集能力に長けた方法。


 電気、水道、食べ物、ネット、治安、それらが揃っている都心部での車中泊だ。


 いざとなれば長距離移動も可能で、車のナンバーと、使用中のネット回線さえ割れていなければ、短期的には追跡も困難となる。


 勲矢さんの車はバンだったはずだ。後部座席を倒せば、小さな部屋の代わりにもなる。つまりは、移動式のセーフハウスである。


 頭の中で、点と点が結びつく感覚があった。


 僕はビニール袋を片手に握りしめ、全速力で駆け出した。


 四條家へと帰還する。玄関を開けて靴を脱ぐ。足音を立てながらリビングに転がり込み、購入したばかりの昼飯をソファの上に放り投げる。


 立ち位置を変えながら部屋を三六〇度見回す。出かける前と変わらない。テレビの電源は落ちている。テーブルの位置もそのまま。人が侵入した痕跡もない。カーテンは閉め切られている。照明も消えている。白い壁紙に害虫が湧いていることもない。


 シンと部屋の中が静まり返る。僕は大きく息を吸った。


「聞いているんじゃないんですか。それか、見ているんじゃないんですか勲矢さん!」


 間取りや構造を把握している自宅ほど、盗聴器を忍ばせやすい場所はない。設置は綾乃が外出していた最中であれば可能であろうし、なんなら一連の事件が起きる前から設置していたのかもしれない。精神遅滞の娘を見守る意味でも、溺愛していたという意味でも、理由なんていくらでも邪推が出来てしまう。


「悪趣味にも程がありますね。僕の声が届いているのなら、この前みたいに姿を現して下さい! 綾乃はしばらく帰ってきませんよ。勲矢さんも今朝の会話を聞いていたのなら、知っているとは思いますがね!」


 リアルタイムで盗聴しているとは限らない。録音されたデータを後々で確認するのかもしれない。それでもこの牽制が効くのであれば、近日中に僕に何らかのアプローチを仕掛けてくる誘因にはなる。


 すぐに反応はない。あっても困る。勲矢さんが屋内に潜んでいない限り、応答をもらえるまでには時間を要するだろう。


 ソファからビニール袋を拾い上げてキッチンに向かう。中身を冷蔵庫に突っ込む。


 トイレに行こう。用を足しながら、熱くなった頭をクールダウンしたかった。


 脱衣場の向かいにあるトイレへ移動すべく、僕はリビングの出入り口へ足先を向ける。


 インターホンのベルが鳴った。


 心臓が口から出るかと思った。


 早すぎる。


 違う、絶対に違う。


 勲矢さんが僕に会いにきたとして、こんなに早く接近してくるはずがない。三分すら経っていない。そんな近距離で身を潜めていたなんてあり得るのか。


 またベルが鳴る。


 居留守をした。屋内に人の気配を感じさせてはならない。居留守を使われたと相手を不愉快にもさせたくない。早々に相手への諦めを促すことで、僕の心の平穏を取り戻したい。


 ノックをされる。


「四條さんは御在宅でしょうか? 杉並警察署の者です」


 目玉がこぼれ落ちそうになった。


「先ほどこの周辺に不審者がいたと通報がありました。安全の確認だけさせていただきたいのですが」


 腹に力を入れて息を潜める。


「不在のようですね」

「俺は裏手を見てくる。お前はここにいろ」


 二人の男性警官が、屋外で捜査を行っている。


 玄関を割ってカチ込んでくる様子はない。ヤクザのやり口とは異なる。これが近藤組なら問答無用でリビングの窓ガラスを破壊し、あれこれ難癖をつけて、ずかずかと土足で上がり込んでいただろう。


 相手は正義の権化だ。真っ当な根拠なく、屋内へは突撃してこないはず。


 息を殺して立ち去るのを待とう。


「裏口も開いていなかった。通報内容が通報内容だ。慎重にいこう。ヤクザがらみの指名手配犯を相手にするなんて、俺も初めての経験だよ」

「夜番にも訪問させるよう、引き継ぎましょうか」

「所轄に判断を仰ぐ。派出所が独断で動いていい案件でもない」


 警察官に狙われている。コンビニでの視線は気のせいではなかったのだ。


 二人の気配が去ったら、すぐに綾乃に連絡しよう。


 もうこの家にはいられない。綾乃まで巻き込んでしまう。


「あのう、ウチに何か御用でしょうか?」


 三人目が現れた。


「ここの家主ですが」

「杉並警察署の者です。実はこの周辺で不審者の通報がありまして。宜しければ屋内の安全確認にご協力いただきたいのですが」

「構いませんが、その前に警察手帳を拝見しても宜しいでしょうか」


 勲矢さんの声だった。


「失礼しました、こちらになります。あの、お顔大丈夫ですか?」

「これですか。先日派手に転んでしまいまして。ところで不審者って言うのは」


 通報内容を聞き出しているらしい。警察官の名前や所属なども尋ねている。時間稼ぎをしてくれているのは明らかだが、そう長くはもちそうもない。


 足音を立てないように、階段下の物置に忍び込む。段ボールを外に出している暇はない。重たいそれを静かにずらし、段ボールの裏に身体を忍び込ませる。段ボールを元の位置に戻して出入口を完全に塞いだ僕は、奥の方で座り込んだ。


 玄関が開く音がする。警察官が廊下に上がり込んだのだろう。


 音が二手に分かれた。一人はリビングへ、もう一人は二階へと上がっていく。数分もせずに戻ってくる。足音が物置の前を通り過ぎる。脱衣場の戸が開いた。また戻ってくる。


「この物置も開けて宜しいでしょうか」


 終わった。


 腕と臀部に力を入れた僕は、ぎゅっと身体を縮めた。


「いやあ実はそこの鍵をどっかやっちゃいまして。私でも入れないので、空き巣が入るなんて不可能ですよ」


 鍵なんて付いてたっけ。


「そうですか。不審者はいないみたいですね、お騒がせしました。困ったことがあれば、いつでも通報をなさって下さい」

「ご苦労様です」


 革靴の音が遠ざかっていく。警官たちが去っていったようだ。ほっと胸を撫で下ろしたところで、玄関が重たい音を立てて閉まる。


「出ておいで」


 段ボールをずらして物置から出る。


 内側からは鍵ノブが見たらない。外側からしか鍵が掛けられない仕組みになっていた。


「盗聴器を仕掛けていたんですね」

「やりすぎなのは承知の上だ。紗那が精神疾患をわずらっていたのは、綾乃から聞いただろう。こうでもしないと、私の手が及ばない所で取返しのつかないことが起きるのではないかと心配で、次に私の精神がやられてしまいそうだった」


 どんな理屈で取り繕おうが、悪趣味なのは変わりない。


「その顔、どうしたんですか」


 ブラックスーツで身を纏った勲矢さんの左側の側頭部には、大きなガーゼが張り付けられていた。オールバックの髪の毛に、ガーゼを留めているテープがくっついている。


 鼻先も切れている。赤黒いかさぶたになっていた。


「近藤組の連中に嗅ぎつかれた時にね。それで逃げ回っている最中に、スピーカー越しに君の声を聞いたんだ。このアクシデントは私の計画になかったことだから、計画が転んだという意味では、転んで怪我をしたという言い分は正しいね」

「創傷処置はご自分で?」

「あくまでも応急処置だよ。数センチの挫創になっている。瞬間的に動脈性の出血があったんだが、なんとか圧迫止血で対応できた。創傷の規模的に適切な対応だとも言い難いが、車に積んでいたアドナも三号液と一緒に点滴静注してある」

縫合ナートは必要でしょう。汚染創だったりしませんよね」

「車のガラスを割られた時に切ったんだ。縫合が必要なのは同意するが、自分で側頭部を縫うのは難しくてね。車に戻れば器材はあるんだ。近くの駐車場に車が停めてある」

「だからなんですか。付いてこいってことですか」


 僕の直感が告げている。


 今ここを離れたら、もう戻ってこられない。


 綾乃の帰りを待つべきではないのか。


「時が来たんだよ理人くん。やっと準備が整った」

「要領を得ません。一から全て説明して下さい」

「紗那が君のことを待っている。会ってやってくれ」


 紗那ちゃんが?


「意味が分からない、という顔をしているな」

「当たり前でしょう! 勲矢さんが紗那ちゃんを僕の元に連れてきてから、訳が分からないことだらけですよ! ああそうですよ、貴方が言った通りになりましたよ。紗那ちゃんの行方を追えば追うほど、僕は大切な場所を失った! 居場所も大事な人も失った!」

「後悔しているのかい。まるでその責任を、私に転嫁したいような言い回しだ」

「貴方と巡り合わなければ、僕は辛い目に遭うこともなかった!」

「そんなにあの診療所が気に入っていたのなら、意固地になって引き籠っていれば良かっただろう。私は近藤組とも仕事をしていたから、あの診療所の事情を知っている。あそこはいつも摘発されるスレスレで運営していた。シラガ先生の代を含めて三十年近く続いたこと自体が奇跡なんだ。そんなんだから、私が匿名で通報したくらいでガサ入れをされる」


 この人が通報したのか。


 僕が近藤組に戻れなくなった決定的な原因は、四條勲矢その人だったらしい。


「私はある事情から、近藤組を最大限に攪乱する必要があった。どう転んでも、崖っぷちだったんだよあそこは。それでも引き籠っていたかったのかい」

「もう無理なんですよそんなのは。あそこに嫌悪感を覚えてしまった時点で、僕はどう足掻いても居残れなかったんです。あの診療所が崖っぷちだって言うのなら、僕は逃げるように、崖っぷちから一歩を踏み出してしまったんですよ。今だって、崖から落ちているのか浮いているのか判断がついていない。そういう宙ぶらりんの状態なんです」


 決死の覚悟での大脱出であった。


 僕が僕であるための、人生における最大の転機であった。


「後悔していますよ。貴方とも紗那ちゃんとも、あのエンバーミングの一時の関係で済ませていれば、あのぬるま湯みたいな診療所で、ぬくぬくと暮らせていたでしょうからね。でもいつかは外の世界に飛び出さなければならなかった。それが偶然、今だったというだけなんです。失ったものはあまりにも多く大きくて、取り戻す方法なんて到底思いつきません。けれど僕は、今の状況が全て悪いと言っているのではありません。感謝もしています。助けてくれた綾乃にも、様々な気付きの機会をくれた紗那ちゃんにも」


 最後まで導いてくれた裕也さんにも。


 これらは完全に後付けの納得ではある。


 遅かれ早かれ、こうなるしかなかったのだ。


 僕の前を横切った勲矢さんが、手を使わずに靴を履いて玄関を開ける。


「ついてきなさい。今の君には全てを知ってもらいたい。ついでに私の頭を縫ってくれると、なお嬉しいんだがね」


 危険な橋を渡るのはこれで最後にしたい。


 綾乃に連絡をしたい欲求を振り切った僕は、すぐに靴を履いて勲矢さんの後を追った。

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