第一章

遠い。家から学校までが遠い。中学の奴らがいない高校を選んだが自転車で片道50分はやりすぎたか?わからん。ぼっちだった俺には通学時間の基準が・・・。


今日は高校の入学式だ。新しい制服に身を包みキラキラした目をしている同級生を横目に俺が考えていたことは、「いかに通学時間を減らせるか」だった。

くだらない人間だな俺は、、、。でも、長い入学式の間、バスを使う方法と電車を使う方法を思いついた。あとは家に帰って費用を調べよう。校長のありがたい話?聞くわけw。元々この高校に魅力があって受験を決めたわけじゃない。いかに同級生がいないかを基準に決めたんだ。余裕で受かるレベルだったから達成感もクソもない。あ、やっぱ悲しいかも、、、。

そうこうしているうちに入学式が終わりあっという間に最初の難題、自己紹介の時間がやってきた。ここ!ここが大事!ここの自己紹介が失敗に終わると高校生活も終わる。心してかからないと。

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