第7話 コンビ 後半

そして、犯人が見つかり即時作戦を決行させた。


「前回は、舐めてくれたなぁ?リベンジマッチと行こうじゃないか。」


シークスは、イラついていたり戦う時などは、標準語になるらしい。俺も今回初めて知った。前回の時は、やる気満々ではなかったらしい。分からぬ者だだなぁ。


そして、俺はシークスのできるだけ近くにいつつ、隠れるため近くの柱に隠れていた。そして、犯人が狂踊化。


「てめぇが、狂踊化するのは知ってんだよバーカ!だが、こっからは手加減なしだ、俺も狂踊化してやる負けても知らねーかんなぁ?」


ヤバっ、アイツ超口悪くなるじゃん、なんで?標準語って言ってたけど、普通に怖いんだけど。


そして、両者真正面にぶつかり合おうとするが、犯人の足元に小さな氷を作り躓かせた。その瞬間を、シークスがとどめを刺し、手錠で動きを拘束。注射で強制的に、狂踊化を解除させた。


「「ウェーイ」」


ソードと、シークスがハイタッチを交わす。


「いやー、こんなにうまく行くとは我輩も思わなんだ!」


あ、いつもの喋りかたに戻った。


「俺も、思わなかったよぉ。これに関しては、ツキヤに感謝感謝だなぁ。もちろんシークスにも。」


連携をとれって叱ってくれお陰で、俺たちも勝つことができたんだから当たり前。


「さーてと、ツキヤを迎えに行かなきゃな。ついでにそこで、ビールでも飲むか!」


「むっ!いい案だな!我輩も、酒とは久しぶりに嗜むものよ!ガーハッハッハッ」


そうツキヤは、飯屋のおっちゃんに預かってもらっている。今回ばかりは危ないので、同行させなかったのだ、何にせよ今夜は奮発するぞ!


       〜お迎え〜


「あっ!ソードさんシークスさん。どうでしたって聞いてもその顔だとうまく行ったみたいですね!」


ツキヤに会うと、その瞬間変な感じがした。なんだか、久しぶりにあった気がしたのだ。そう思いつつ、おっちゃんにお礼をし、ツキヤに話す。


「あぁ、勝ったよ。シークスだけで十分な気もしたが、二人がかりの方が確実だし。余裕だったよ。」


「まぁ、これから連携技も必要になってくるだろうからいいんではないか?」


「まぁ、確かにな!」


こうして、俺らは連携技も習得して、また強くなった。シークスの言ったことは、後に現実となる。この世界に、できた穴は、徐々に大きくなっていくのである。縮まることを知らず。

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