第5話 面倒な奴
「ツキヤ、ポリスメン一丁!!」
「了解しやした、店長!」
また、犯罪者を見つけたのでいつもと違う感じでふざけて、退治をしている時、犯罪者に攻撃を仕掛けた途端炎で俺の氷が溶けてその溶けた水でその炎が消化された。
「おいこら、邪魔すんじゃねぇ!」
「あぁ?誰だあんた、初対面でその、反応はねぇだろ。」
心の中で思った声が、うっかり声に出てしまった。
「はいはい、とりあえずこうしますねー」
俺は、そう言ってその謎の男と犯罪者を身動きの取れない状態にした。そうしていると、男は騒がしくはなせと言わんばかりに暴れるが、凍っているため関係ない。そして、ようやく来る警官に報酬を、もらいながらも謎の男について聞いてみた(その男を凍らせたままの状態で)。
「あのー、さっき邪魔してきたこいつは一体なんなんですか?もしかして犯罪者と、共犯?」
そう言われ、氷の先を見る警察官。
「あー、あの方はですね、貴方と同じヒーロー資格持った方なんですよ。なんでも、強くなりたいからという理由で、犯人などを狩ってるらしいですよご存知ないんですか?」
「えー、初耳ですよ。」
警官に、返事をしその男を解放してやった。
「お前、名前は?」
「お前に、名乗る義理はない。」
[あっ、これめんどくさい系の奴だ。]
俺は、心の中でそう思った。
「俺も、名乗るから。」
「いいだろう、そこまで知りたいなら教えてやろう。」
[なーんだ、ただのかまちょじゃねぇか、絶対こいつ、今までぼっちだったな!すっげぇ、チョロい]
俺は、そう考えているあいだ、頭に特大ブーメランが、刺さっているのに気づかなかった。
「我が名は、シークス・シルキナ・サイン!貴様は?」
「俺は、ソード。ソード・ラグルス・ヴィレジットだ。よろしく頼む。」
あれ?なんだ、いい奴じゃんか。
「先ほどの攻撃、我輩と同等もしくは上回る強さとはな、恐れ入った。我輩は、強い者が大好きでな、良かったらソード君と、我輩でタックを組んでみては、どうだ?」
「あー、その誘いはありがたいんだが、生憎俺ら、旅の途中でな。子連れで、一緒に旅に出かけてくれるなら是非って感じなんだよ。」
「むっ!そうだったのか!なら俺も一緒に行こう!」
「いいのか?」
「うむ!それと、子連れと言っていたな!誰なんだねその子供は?」
「こんにちは、私です。私の名前は、ツキヤ。ツキヤ・サラカル・ヴィレジットです。よろしくお願いします。」
「おー、賢そうな子ではないか!我輩は、シークス・シルキナ・サインだ!」
「シークスって、種族は?」
「カーラル族(狼)だ。貴様は?」
「俺は、ザングス族(白虎)だ。嘘じゃねぇぞ本当だからな。」
信じない奴とは思っていないが、これを言っておかないと、信じない奴の方が大多数だからクセになってしまったのだ。
「ほぅ、あの絶滅したと噂の?まさか生き残りがおったとは思はなんだ。これは、会えて光栄だな!」
笑いながら言う、シークス。
「では、行こうか!」
「ちなみに行き先は?」
「一番安い、家を求めて!」
目を見開き驚いた様子で、ソードを見るシークス 自信満々に上を向いて宣言するソード そして、疲れた様子でソードを見上げるツキヤ、なんとも面白いチームができたのである。このからメンバーでどんなコンビネーションができるか今後に期待が高まる。
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