第六十五話 毒牙

俺はもう一度、早千江の荷物を徹底的に調べてみた


なにか行方のヒントがないか・・・

血眼になって探した


ふと・・・裸の写真を見つけた時のことを思い出す

もう一枚写真が出てきてた


引き出しの中をひっくり返して探すともう一枚の写真が出てきた

娘と息子ともう一人女が写っている


二人と相当仲がよさそうな写真

この女は誰だ?


もう一度部屋を家探しすると高校の卒業アルバムが出てくる


早千江のクラス写真にその女が写っているのを見つける


名前は三浦朱音

早速この女について調べ始める


いまどこにいて何をしているのか


スマホを使って検索してみるとSNSのアカウントが出てきた

早速登録してアカウント情報からアップした画像などを見てみる


ほとんどが他愛のないスイーツなどの画像だが一枚だけ自宅前と思われる画像が出てくる


それとネット上に書き込まれた話の内容などから居住地をある程度絞り込み

ネット地図サービスで3D街頭画像と照らし合わせてどこなのか調べてみると意外と簡単に家の場所を特定できた


また、ネット上の闇サイトで気を失わせる『クスリ』や、意識を朦朧とさせる注射する『クスリ』なども見つかったので、監禁するアパートを契約し、それらを準備する


それらの『クスリ』などの手配と並行して三浦朱音の家の確認も行う


また、確認中に本人を目撃したので尾行して大学生であることも突き止めた


準備が出来たので妻に声を掛けさせて油断させてクスリで眠らせて誘拐監禁して早千江について聞きだすことにした


そして、実行当日一呼吸で気を失う『クスリ』を染み込ませたハンカチをビニール袋に入れてポケットに忍ばせ

女の自宅の近所にレンタカーを停め、帰宅時の女に妻に声を掛けさせる


~~~~~~~~~

次回は「幕開け」です

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る