第7話
ここは渋谷のカラオケ店「パッツ」。
一つの部屋に張本宝珠と5人の幹部がいた。
宝珠「さてと、じゃあ今日も一人ずつ
今月の売上げを言え。
お前からな。」
宝珠が幹部の一人を顎で差した。
「はい...15万です。」
宝珠「は?たった15万?
てめ、舐めてんのか?」
「す、すいません...
そんなことは決してないです!
どうやら俺らに対抗するチームが
あるみたいで、
最近そいつらがいつも邪魔してくるんです。」
宝珠「ふーん。まだそんなバカがいるのか。
なんてチームだ?」
「KBRっていうチームです。」
宝珠「KBRねぇ...ふざけた名前だな。
黄巾連合に刃向ったことを
徹底的に後悔させてやる必要があるな。
ま、結果は結果だ。
お前は今月の取り分なしだ。」
「は、はい...」
宝珠「次、おまえ。」
ガチャ。
部屋のドアが開いた。
ドアを開けたのは操我。
夏目と典沢が
いつものように少し後ろの左右に立っている。
宝珠「な、なんだお前!」
操我の迫力に宝珠は完全に押されていた。
操我「KBRだ。
お前ら黄巾連合だろ?」
黄巾連合の全員が一瞬目を開く。
宝珠「だったらなんだ?」
操我「ちょっと話があってな。
悪いけどちょっと面貸してくれねぇか?」
宝珠「話ならここですればいいだろう。」
操我は少し笑みを浮かべて言った。
操我「ここじゃ店の迷惑になっちまうんでな。」
宝珠は息をのみこんだ。
宝珠「...い、いいだろう。
後悔することになるぞ。」
三校演義 @samabuu
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