第2話
昼休み
飛田が劉崎の席に近寄ってきた。
劉崎「お、おお!どうした?」
飛田「あんた、喧嘩つえーだろ。」
劉崎「い、いやそんなことねーよ。
お前には勝てないと思うぞ(苦笑)」
飛田「がっはっは!そりゃそうだ!
なにしろ俺は日本最強の男だからな!」
劉崎「そ、そうか。すごい自信だな。」
飛田「ところであんた、黄巾連合のことどう思う?」
劉崎「どう思うって...やばい集団だと思うよ。
関わらない方が身のためだろうな。」
飛田「ふーん...」
劉崎「な、なんだよ!」
飛田「いや、言ってることと表情が真逆だなーと思ってよ。」
劉崎「...正直許せねーよ!あんなクソ集団をのさばらせておくなんてよ!」
飛田「がっはっは!やっぱりな!俺の勘は当たったぜ!
俺は新潟から引っ越してきたんだが、奴らの噂は俺んとこまで届いてた。
転校の話を聞いて、正直武者震いしたよ!やっとやつらをぶっ潰せる時が来たってな!
昨日は知らねーフリしてたけどよ。」
劉崎「はぁ?ぶっ潰すっていったって、どうするつもりなんだよ!
奴らの頭だってどこにいるかわかんねーし、そもそも人数が1000人くらいいるらしいんだぞ!
不可能だろ!」
飛田「雑魚が何人いようが関係ねーよ!それに頭の場所だって奴らをとっ捕まえて
無理やり吐かせりゃいいじゃねーか!」
劉崎「んー...それにしても、やっぱ人数が現実的じゃねーよ。」
飛田「まあ、そりゃそうだろうなぁ。実は当てがあるんだ!」
劉崎「当て?」
飛田「ああ、二駅先くらいに班常高校ってとこがあるんだけどよ。
そこにいる関川ってやつが俺と同郷なんだ。
元々は喧嘩ばっかしてたんだが、いつの間にか仲良くなっちまってな。
そいつも俺と同じで正義感が強い男だった。たぶん話に乗ってくれると思う!
喧嘩の腕も超一流だ!今まで5回以上タイマン張ったけど、決着が着くことはなかった。
たぶん日本で2番目に強い男だな!」
劉崎「そうなのか!すげーな!」
(飛田の強さは人間離れしてる。まぁ、日本一はないと思うが...
でも、その飛田と互角の力を持つやつが味方になってくれたら、
可能性はあるのかもしれない。
今はまだ無理でも、少しずつ仲間を増やしていけば...いつかは!)
劉崎「よし!早速今日の放課後、その関川ってやつに会いに行こう!」
飛田「おうよ!そうこなくちゃな!」
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