第14話 ベトナム紀行14 最終回(絶対失敗しないベトナム行き)再整理を兼ねて



ウエブ予約の航空チケットの日時を間違わないこと。

お前の様なバカはしないよと思わないで、方々注意を、確認をして下さい。少し払っても変更が可能にしておくのも手です。きちんとしたコースを組んで表にしてから予約に入ることが大事ですね。


2時間前には空港に行くこと。

最初、関空からハノイに行くのに国際線に乗るには3時間前にと案内があったが、いくら何でもと思って電話を入れたら、2時間前で充分ですと返事があった。2時間前でも乗るのに最後の客になってしまったのだった。

もっと、その時間を短くできないか、ウエブでチェッインする方法がある(説明を読んだがよく分からなかった)。又空港には自動機もある。これなら並ばず40分前に入れる。ハノイーダナン間の往復でこれを試そうと考えていたのだが、操作方法が分からずなんてことになりかねないと、結局並ぶ方法を取った。失敗してもいいから試してみるべきだった。上手く行ければ、ホイアンは5時でなく(最も雨で、疲れていたのだが、ランタン灯る6時半ぐらいまでは居れたことになる)。Grabも自動機も結局知識だけで使わなかった。使わない知識は知識ではない。失敗しても使ってみるべきだったと思う。

 

ハノイ空港には22:00に着いた。ハノイから関空のフライトは01:40(深夜便)である。3時間半を空港で過ごさねばならない。ハノイの空港は国内線と国際線の建物が分かれていて、バス移動がある。その案内にヒエンさんはこれを見せなさいと、ベトナム語で書かれた短文をラインで送って呉れていた。立っていた制服の職員らしき人にそれを見せると、親切にバス乗り場まで連れて行ってくれた。どう書いてあったのか尋ねると「指で方向を示すのではなく、最後まで案内すること」と係官は笑った。ヒエンさんのアテンドは最後まで完璧であった。


言葉の俄か学習はいらない。

今や翻訳アプリがある。音声でOKのもある。空港職員はみなこれを持っている。「え~、あの~、そしてからぁ~」とかなければ音声で充分だ。私は文章を書く加減でつい打ち込み検索を使うが、AI搭載の音声検索で慣れておくのがいいと思う。


ハノイの空港の免税店はドル表示である。カードが使える。

没収された土産用の日本酒、ハノイで日本酒を買ったのだが、保安検査を終えれば免税店で買う方法があったのだ。もっともドタバタと手間取ってその時間さえなかったのだが・・それを思い出して、ヒエンさんに繋いでくれた従弟のお土産を買ってなかったことを思いだして、免税店でウイスキーを買った。免税コーナーではカードが使える。ベトナムのお店ではカードは殆ど使えない。以前バーボンに凝った時期があった。口当たりのいい銘柄があった。値段を見た。「嘘~!」という感じであった。信じられないほど安いのだ。それを買った。ベトナムドンの感覚が残っていた。空港の免税店はドル表記であった。大きな間違いだったが、土産忘れよりはいいと慰めた。


(絶対失敗しないベトナム行き)とサブタイトルを付けた。

ほとんどの間違いは、航空予約の時間の間違いを含め、空港絡みである。空港に強くなることだと思った。T1は国際線、ここで済ませてはいけない。空港の何階なのか、長い建物のフロアーなのにハノイ空港ではトイレは一か所しかなかった。関空ではコンビニは一か所だけだった。受付案内は何処にあるのか、平面図をプリントアウトして置くべきだと思う。

それと従弟からは、スマホは機内モードにして、電話はかけない、出ないと注意された。とんでもない通話料を取られた人の話をしてくれた。それと、スマホの充電は十分にしておくこと、充電器を忘れないこと。ハノイのホテルを出るとき充電器を忘れた。幸い侍食堂で充電して貰ったのだが、ハノイ空港では切れかかっていた。「ヒエンさんに無事飛行機に乗れました」とラインを送ったところでシャットダウンした。


スリと生水注意は従弟から方々注意された。機内ではペットボトルの水のサービスはある。パリでは昼間から日本酒を飲んでスリにやられたことがあったが、幸いベトナムではなかった。ただ一回、免税店でウイスキーを買った時、後でと思って袋の中に財布を入れて、それを忘れて、「無い!」と、その店に引き返し、「忘れてませんでしたか」と顔を真っ青にしたことがあった。財布の出し入れは所定の場所一か所にすること。


ここに書いたのは、私は現地で一緒になる人、アテンドする人があり、観光より絵の材料仕入れの目的もあったので、ツアーを使わなかったが、観光目的なら。現地ツアーを上手に使って組み合わせる方法がある。


百聞は一見に如かず!失敗は付き物、「行きたいとこに行けた。いい人に出逢えた。いい思い出が出来た。無事帰れた」そう思えば、全ては了である。

 

歴史好きの私は海外に行く時はその国の歴史は必ず2,3冊本を読んで行くのだが、今回は急遽決めたのでそれはなかった 。今、以前ベトナム大使だった人の本(坂場三男、2018年発行『世界一親日な国・ベトナムの素顔』)を読んでいる。見てきたとこを後で学ぶのもいいものだ。このベトナム紀行を更に思い出深いものにするには、頑張って描くしかない。今2作が出来て、いつもの珈琲店に飾らせて貰っている。


帰国後、ヒエンさんから、私がお土産に持っていった、「風の盆の貼り絵」と「舞子」の絵を飾っている写真が送られてきた。舞子の絵の横の本は私が翻訳したものですと書かれていた。どんな作家さんですかと問うと、東野圭吾は知っていたが、若い流行作家の名前は私は知らなかった。


*紀行文 写真が入れられないのが残念だ。

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