【中編】男女比1:4の世界に転生した社畜~美少女JKに「あなたをリア充にしてあげるから、私をプロゲーマーにしなさい!!」と言われ秘密のレッスンをすることになった~
第3話オフ会は出会いを求めるオタクが行くイメージっていつごろからついたんだろう……
第3話オフ会は出会いを求めるオタクが行くイメージっていつごろからついたんだろう……
上位って言ったって上から2、3番目のランクにかろうじているだけだで、別に凄いと褒められる事じゃない。俺よりすごいアマチュアだって居るんだし……
って言うか虫の人って……確かに【The_Bug_Man】は、小虫の人と言う意味ではあるが、ザ・バグマンのバグは虫の方のバグではなくソフトウェアの不具合や、プログラムが作成者の意図した動きと違う動作を悪用する。
チーターぐらい強い人と言う意味で名付けた名前であり、語源である悪さをする小さな虫とは関係ないのだが、俺のスナイパーとサブマシンガンの近・遠距離特化の戦闘スタイルに合わせて、このゲーム【The Pinnacle of Heroes】で高低差と長距離を瞬時に移動できるキャラクターである。
ルーカストを好んで使い有名配信者をボコボコにしてしまい。その配信者やその信者からウザがられた「ブンブンブンブン飛び回って、まるで羽虫見たいやな!」と言われた事と、俺の名前が虫の人と読めてしまったことから俺の通り名となっているようだ。
まぁ俺より有名なプレイヤーなんかいっぱい知るしな。と言うかこの声何処かで聞いたことある気がする……どこだったっけ……。
「……あははは光栄です……」
「あのよかったらフレンドになりませんか?」
女性の唐突な提案に俺は、一瞬「えっ」と言う驚きの声を上げてしまった。
突然の事に驚いてしまったのだ。
「……急に変なこと言ってごめんなさい」
彼女は直ぐに謝罪の言葉を口にする。
「いえ、そんな急な話だったので驚いただけですよ……」
モニターを見ると残りのチームは僅かであり、このままだとゲーム内チャットは切られてしまう。
このゲームは不親切……と言うか配信者やストリーマー、子供などにも安心して遊べるようにと、直接フレンドになることは出来ずIDを打ち込んで、フレンドになるしかないのだ。
「じゃぁお話の続きは、ディス〇ードでしましょう」
デ〇スコードとはSNSの一種であり、アメリカ版のLI〇Eの様なものであり、日本ではゲームなどのWEB上だけで、やり取りをしたい相手と使うものとして認識されている。因みにカカ〇トークやインスタ〇ラムの方が、リリース事態は古かったりする。
「俺のIDは……」
ディスコードで通話することになった。
「私のIDなんですけど……」
「これですか?」
俺は彼女が言ったIDで検索をかけた。
一緒にゲームをやっていた時は、名前が匿名設定になっていたので、気が付かなかったが、彼女はこの世界でも上位のプレイヤーであり、俺も何度か掲示板やTwitter、公式ランキングでも見たことがある名前だった。
【U_MAn】は、一撃離脱のインファイト寄りの奇襲戦法を得意とする。プレイヤーで簡単に言えば、見せる戦闘スタイルからその名前を文字って、UMAや掲示板では馬とも呼ばれている。
また女性であることは、彼女がボイスチャットを多用することから知られており、ウーマンやその戦闘スタイルからクノイチ等とも呼ばれている。
【U_MAn】は、東京サーバーにおける有名人の一人であり、多くのファンを抱えるプレイヤーなのだが、プロ契約やストリーマーをすることは無く、配信活動さえしないため同じパーティーに参加したした人が挙げた動画や、本人のTwitterに挙げられた動画だけが、彼女のプレイを見ることが出来る唯一のチャンスなのだ。
元の世界だったらVTuberが出来そうなぐらいの。いい声質とキャラクターをしていると思う。
「そうです。改めまして私【U_MAn《ユーマン》】と申します。良ければオフ会しませんか?」
何のつもりなのだろうか?
「……つい最近まで忙しかったんですが最近暇ができたので良ければ、オフでワンオンワンなんかが出来ると嬉しいのですが……私東海在住何ですけど」
オフ会のお誘いか……正直言って少し怖い。
しかし今現在住所を知っているのは俺だけだ。この情報をSNSで拡散すれば、もし何かあった時でも簡単に対応できる。
住所やSNSのアカウント、ゲームIDと言う保険があると考えれば、オフ会に参加する事事態なんのデメリットもない。
否。むしろプラスと考えてもいいだろう。
「良いですよ。俺も東海住みなんです一対一ってことですよね?」
「そうですよ。できればお話とゲームがしたいですそうすると……」
彼女はワンボックスの部屋で、かつゲームが出来る部屋……を探しているようだ。
確か名古屋にあった気がする……あったあった。
「集合は、名古屋でどうですか? 名古屋だったら確かゲームカフェがあったはずです」
俺はスマホで名古屋までの電車賃を調べた。往復の料金は三千円程度だ。
「ホントですか!? 少し遠いですけど全然良いですよ」
「じゃぁ日程は……」
俺達は今週末オフ会をすることになった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます