三十筋目『俺は、君(伏線)をどこかで!』
こんにちは。前回と言い、いろんな方面にタイトルで喧嘩を売りはじめましたね。舞竹シュウです。
本編……の前に宣伝です! 新規さんがいるのかは分かりませんが。
ボーイミーツガール現代魔術異能バトルファンタジー、【『灰』の異端審問官】。未読の方はぜひご一読をお願いします。
作品リンク
https://kakuyomu.jp/works/16817330667631810050
では今回は『繋がりを考えて物語を作るのって楽しいよね』についてです。
皆さんは伏線って気にするタイプですか? どのくらい重視するかは当人の裁量なので何も言いませんが、伏線が回収される瞬間はすごく脳汁が出て気持ちいいですよね。ほら、今まで出てきた細々たした情報や設定が一つにまとまっていって大きな流れに変わるような感じです。
そんな伏線や描写重ねが好きな私ですが、今回また【『灰』の異端審問官】の零話を書き直しました(三回目)。書き換えるたびに別物になる零話ですが、今回は『読者の皆さんの興味を引くシーン』であることを念頭に置きつつも、今までとは異なり、零話だけが興味を惹くのではなく、零話を読みことで一話~三話も興味を惹くものに変わるように組み替えました。
一話~三話の説明が長く、リタイアが多いのでどう削ろうかと考えた結果、「じゃあ零話の雰囲気と一話~三話の雰囲気を真逆にして長い説明入りでも気にならないようにしようぜ!」、という頭悪い逆転の発想で解決することに。ついでにある知り合いから「競うな! 持ち味をイカせッ!」と言われたので第三章から出てくる本来の雰囲気を零話でチラ見せすることになりました。合わない方はお帰りください。
今まで零話を単体で考えすぎて、繫がりを考えることを失念していたので、ある意味原点回帰とも言えますね。くわえて他の箇所とのリンクも意識しやすくなったので更に愉しい仕上がりになりました(暗黒微笑)。しかも零話が悲壮感たっぷりなおかげで、胸を張ってダークファンタジーを名乗れるように!
まぁ、今まで以上に零話切りが増えそうだけどな!
でも、話の繫がりを意識して書くと読者の皆さんにかかる負担も大きいんですよね。出来事をある程度覚えていないといけないので。対応する箇所で繰り返せれば労力が少ないんでしょうけど、そんな尺は無いですし。ただつながりを意識していないと読み応えが足りないと思ってしまう作者今日この頃。
あと話の繫がりを意識している構成は、一気読みされずらいネット小説と相性が悪い。上でも言った通り覚えていないといけないんですよね。一気読みなら覚えていられることでも何日も日を置くと覚えられないのは人の常ですので。【『灰』の異端審問官】も大体、章一つにつき一日くらいで読まれる計算で書いてるので……。主にあの展開のせいで。本当に伏線となるシーンを覚えていれば鳥肌が出すぎて鳥になるレベルらしいのですが、いかんせん描写同士が離れすぎなんじゃ! 難しいなぁ。
繫がりを考えて書くのは楽しいけど、作者のエゴが多分に入るし、読み手にもあまり親切ではない。というか読み手に真摯さを要求するのでとにかく難易度が高いんだよなぁ。
一応、改稿を繰り返して読みやすく面白さが分かりやすいようにするつもりですが……これ四月十日までに間に合うのか? 一章をあと五回改稿したいんですけど……。
最後までお読みいただきありがとうございました。興味が湧いたら読んでいただけると嬉しいです。
【『灰』の異端審問官】
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