二十八筋目『設定がどう見ても二番煎じでも、決して、この物語は間違いなんかじゃないんだから!②』

 では前回に引き続いてお話させていただきます。前のでキャラクター部門は終わったので次は世界観部門についてでも。


 世界観で大きく影響を受けたらしい作品を挙げていけば、『テイルズオブエクシリア』、『アークナイツ』、『進撃の巨人』、あたりに影響を受けてるんじゃなかろうか。


 テイルズとアークナイツについては『中世ファンタジー世界が工業化して現代社会に近い形をとったら?』という観点から見ても面白い作品で、間違いなく影響を受けてますね。少なくとも登場国家を近代モチーフにしたのは間違いなくアークナイツの影響でしょう。おかげでそういう特異な世界観についての見識を深め、自分なりの世界観を作るのに役立っていただきました。


 で、問題の『進撃の巨人』ですよ。少し読んでくれた方は絶対思ったと思います、「人食いの化け物がいて、人々は街を要塞化して生きています……コレ、進撃のパクリじゃね?」と。弁明させていただくと、似ていることは作者も重々承知してます。パクリといわれても仕方ないくらいに似てますよ。でも、ラストから逆算して必要なモノを揃えた時にどうしても進撃に似てしまったんですよ! ほ、ほら、『鋼鉄城のカバネリ』とか同じような類似点のある作品もありますし……セーフってことに……え、思いっきりグレー? 


 その他アーマードコアシリーズファンの作者の趣味により大型の人型機動兵器が出ることが決まっていたりと趣味全開ですね。細々としたところにフロムからの影響が感じ取れる作品……使徒の中で最強が九位だったり、生体兵器研究を行う変態企業があったり、主人公の武器が剣槍などなど。まぁ、フロムなら笑って許してくれるでしょう。ただし、毒沼が出てくる予定は今のところありません。


 では世界観についての懺悔を終えたので、今度は戦闘描写法についての懺悔をしましょう。

 

 戦闘描写は主に『ガンダムシリーズ』と『仮面ライダーシリーズ』、そして『ワールドトリガー』の影響をどう見ても受けてますね(笑)。

 ガンダムシリーズでオールレンジ武装が多くの作品で出てくるじゃないですか。それを主人公機が切り抜けるのがね、すごくかっこいいんですよ(性癖)。想像してください、弾幕の中を高速機動で切り抜ける姿を! ヤバい、チョーカッコいい(語彙力消失)! 

 あとは一部能力にガンダムからの影響があったり。そうですね、灰月君ですね。どう見てもバルバトスとデスティニーがモデルです本当にありがとうございました。


 仮面ライダーについては殺陣を参考にさせてもらったところがかなりあります。あとはヒーローは変身するものという英才教育を受けたことかな。主に戦闘の基礎に仮面ライダー的な要素が見受けられたり。


 そして一番影響を受けたワールドトリガーですね。この作品から学ばせていただいたことは山ほどあります。


 一つに『戦闘におけるポジションを決める』です。前衛、中衛、後衛に当たる考え方によって集団戦が書きやすくなるのですよ。そしてポジションの傾向にそって、できること、できないことを決める。そうするとキャラ同士の組み合わせによって色んな戦いを描ける訳です。私はゲームのロール的に考えてみたり。こうすることでキャラ同士の差別化が図りやすいのですよ。類似能力でも前衛と後衛では全く戦法が異なるような感じです。逆にオールラウンダーは分かりやすい強ボスとして便利ですし。


 二つ目に『地形戦を頭に入れること』ですね。これは本当に便利で、実力が大きく離れた相手を相手にする時に、ジャイアントキリングしやすいのがいいですね。例を挙げると第一篇の灰月君がモロに地形の影響を受けています。戦場に立体的な機動を可能にする頑丈な足場が多く、戦闘経験やスペックで大きく勝る相手に互角の戦いを演じることを可能にしていたり。

 そして地形戦を考えることで、ファンタジーでは残念な扱いになりがちな土属性の地位が大きく上がるのです! 足場の提供から遮蔽物の作成、簡易的なブービートラップによる漸減までなんでもござれ。よかったな、土属性!


 三つ目は『情報戦ってめっちゃ大事』。最強に見える能力の情報を集めて対策を考え、相手をメタれる人員で応戦する。これだけで色んなキャラに出番が作れるし、意外なジャイアントキリングができたり。私は勝てそうもないボスを知恵と工夫と数で攻略するのが大好きなのですよ。ほら、強大な敵を前に陣営の垣根を超えて力を合わせるレイドボス戦とか好きでしょう? 


 

 色々語ってきましたが、皆さんはどうです? 影響を受けた作品、ありますか?

 それはさておき、ここまでまとまり皆無な怪文書をお読みいただきありがとうございました。


 では最後に宣伝を。

 思わず、「そうそう、コレが見たかったんだよ」と言いたくなる熱い展開盛沢山(途中に作者の性癖により曇らせが混入してますが)な少年ラノベ【『灰』の異端審問官】、ぜひご一読をお願いします!


作品リンク

https://kakuyomu.jp/works/16817330667631810050

 

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