二十筋目『この術はワシが作った』

 こんにちは。それに見合った戦術もな! 舞竹シュウです。


 今回は『キャラクターごとの能力考えるのって難しいよね』についてです。


 個人的な感想ですが、ジョジョ三部みたいに味方の能力はシンプルだけど基礎ステータス高くて応用が利く、敵は特殊な能力持ちでギミックを突破できないと強い、みたいな感じがいいのではないかと思います。


 いや、私も最初は主人公に凝った能力を与えたりするタイプだったのですが、そうすると動かしずらいんですよね。というか活躍できる場面が限られてくる、活躍のために特殊すぎるお膳立てがいるんですよね。そんな尺はない。


 シンプルに基礎ステの高い能力もしくは汎用性のある能力なら動かしやすいし、できることできないことの制約でドラマが作りやすい。しかもキャラクターの成長に従って戦術的な成長も書きやすい。それにある程度であればサブ能力を生やしても大丈夫だし。


 要はスタープラチナみたいなタイプってことです。正面での近接戦だと無類の強さだが自分の得意分野に持っていくまでが大変。それを持ち主の頭脳でどうにかする。確かに強い能力だけど、最強かどうかは使用者による。これがベストなのではないでしょうか。


 では次は敵の能力についてでも。これは簡単ですね、工夫の限りをつくして穢土転生(本来の使い方)を考えましょう。だって敵だもん、味方キャラの時に必要だった道徳的に大丈夫かどうかとか考えなくていいんです! ただし、そいつが後々仲間になるとかしない限り。


 しかも、味方キャラと違って自身の有利なフィールドで待ち構えるムーブに違和感があんまりないことが多いので特定条件下でのみ強いのも作り放題! やっぱり敵キャラ作る方が楽かもしれねぇ。


 ただし、やっぱり敵味方問わず、特殊能力無効化能力者は扱いが難しいですね。特にそのキャラが高い身体能力を持っている場合……ネージュ、オメーのことだよ。そうゆうキャラに一対一で勝とうと思うと能力に頼らず同等以上の身体能力と戦闘技術が必要になるので単純なゴリラ勝負になっちゃうんですよね。しかもメタってくる相手には一方的にやられがち。それに同人誌的展開を軒並みに不可能にしてくれるので止めましょう(後悔)。


 あとコピー系能力者! こいつらは扱いがむずすぎる。活躍しすぎると全部コイツでいいじゃんになるし、しないと記憶から忘れ去られるアンバランスになりやすい奴らです。上手く扱えれば作者にとって便利なヤツなんですけどね。


 色々書いたけどやっぱり難しいですね。複雑な能力は作者自身も分かってないことがあるらしいし(某無下限)。


 では最後に宣伝を。

 2000年代ラノベ風ボーイミーツガール現代魔術異能バトルファンタジー。三章ラストまで読んでほしい(願望)。


 『灰』の異端審問官、公開中です。


作品リンク

https://kakuyomu.jp/works/16817330667631810050


 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る