最初はよくある婚約破棄物かと思いましたが、読んでいくとそんな単純な話でない事が分かってきます。婚約破棄の憂き目に遭った男爵令嬢マエルとしがないタクシー運転手のスティーブの身分差恋愛に、婚約破棄の裏が解明される(はずと期待してます)ミステリーの要素が絡まってきます。
本作品で一番推せる要素は、マエルとスティーブのキャラクターとしての魅力です。2人とも不器用、お人好しで本当に愛せるキャラです。キャッチコピーでスティーブは「おバカなヒーロー」になっていますが、ドジながらも一生懸命でかわいいです。マエルとスティーブのハッピーエンドが楽しみです。