２０歳未満の哲学 俺はこう考える

マスゴミは嫌いですがジャーナリストは必要です

「政治家たちの闇を暴くためのマスコミは正義！」

「人のプライバシーを侵害し続けるマスゴミは悪！」

「世間で何が起こっているのかを平等に伝えるマスコミは正義！」

「言葉や解釈の違いで人を貶め死においやるマスゴミは悪！」

　最近ちまちま問題になってますね、羽生結弦選手の奥さん？（あんま詳しくない）とのこと、ジャニーズのこと、元毎日新聞記者の西山さんのこと。

　明らかにこれらはマスコミの過剰な報道が目立つ。

　むかーしむかし、自分がまだ７歳の頃、親に一度聞いたことがありました。

「人が嫌がることをしちゃいけないのに、なんでこの人たちはそれをやっても怒られないのか？」

　それに親はなんと返したか？

　ごめんなさい覚えてないです。

　自分はずっと昔から疑問だった。どうして無遠慮に人のプライバシーを侵害し、世界中に広め、「こいつはこんなことをしたんだ！」って指をさして伝える。

　やっていることが小学生のいじめっ子と同じ。学校でうんこしてるやつを見つけたら、嬉しそうに教室で「〇〇はうんこまんだ！」って言ってるのと同じに見える。

　特に芸能界の有名人に対する扱いは酷い。

　不倫。買収。交通事故。家庭事情。密会。なぜそれを報道する必要がある？　というものも多い。有名人が軽犯罪を起こしたり、秘密裏に人と会っていることがばれたらすぐに世間へと広まる。

　犯罪者になってそれの逮捕情報を話すのはまあおかしくないが、「〇〇と××で不倫」「〇〇の一般人の妻は××」「〇〇社の社長と××が密会」など、そりゃ生きてるんだからやったって不思議じゃないだろ。なんだったら一般人は報道されないだけでなんでもやってるだろ。

　有名人だから、という理由で報道されるのはなぜか？　

　散々「戦争」やら「LGBTQ」やら「社会的弱者」やらで平等、公正、弱者救済、を謳いながらニュースを読みあげる口で、手で、人を貶める。

　はっきり言ってムカつく。

　そしてそれをさも正義面しているマスコミの業界がムカつく。

　そして自分たちの業界のことになると、だんまり、後は犯罪者を持ち上げる。

　西山記者は確かに凄い。彼が秘密文書を見つけ、公開しなければ沖縄返還に関する情報は永久に秘匿されたかもしれない。

　マスコミ、ジャーナリズムは確かに政治をはじめとした、一般人が触れられない世界を正すの必要な第四の権力だとは思う。

　しかし、この西山記者は、既婚者である外務省女性事務官に酒を飲ませて強引に性的関係をもった上で情報を入手するという方法をとった。

　明らかにアウトな手段だ。確かに仲良くなってその人情から情報を入手するやり方はある。それ自体は咎めないが、「既婚者に酒を飲ませて性的関係を～」これはまずいだろ。

　実際、この件を巡っての裁判では、西山記者は有罪判決を受けている。

　だからあえて言う。西山記者は犯罪者なのだ。

　これまで散々実名報道、その家族にインタビュー、等々でマスゴミたちが踏みつけて来た犯罪者のうちの一人だ。だと言うのに、西山記者の死を受けて、まるで英雄が死んだかのような扱い。

　裁判所に政治の圧力があったとか色々な話があるのは確か。

　だから一概になんとも言えないのは事実。

　なので、本音を言うと……

　いいぞもっとやれ、ってね。

　結局、マスコミと政治の対決はいつどの時代どの国でも起こることで、それが正常に機能しているのは民主国家が機能している証。

　だから、ほどほどにどんどんやれ。

【結論】

　マスコミ、ネットの情報を知るだけでなく、よく考え、自己の答えを持とう。

　マスコミが粗ぶりまくって暴走するのは好くないが、人道から反れない程度にどんどんやればいいと思う。

　ただ、マスコミが正義面するのは許さない。政治家も、マスコミも、双方正義ではない。正義はそれを見つめる国民にある。