蠢く者たち
夜。神奈川県にあるとあるライブハウスから
開け放たれた扉の中から血なまぐさい臭気が漂っていた。このライブハウスはつい先ほどまで、ネットアイドルのオンラインライブの配信場所となっていたのだ。
FDの出現により、アイドルの活動の場は主にインターネット上となっていた。実際にライブする場所を秘匿にすることでFDの魔の手から逃れるのだ。
しかし、FD側もそれに対応してきていた。彼らは標的の住居を特定し、動向を逐一監視することでライブ場所を突き止めている。手間こそかかるものの、相手は油断しきってきるので作戦を実行に移すのは容易だった。会場が秘匿されているために警察も素早くは動けないというのも利点ではある。
ジンガはライダースジャケットのポケットから、プラスチックカバーがなされた赤色のスイッチを取り出した。カバーを外すと、何の感慨も抱いていない顔でスイッチを押す。
爆音とともに背後のライブハウスの開け放たれた扉から黒い煙が漏れてきた。ジンガとゴエモンは近くに停車していた黒いワンボックスカーに乗り込む。運転席に座っていたリリが即座に車を出した。
ジンガは助手席で気怠げな目を窓の外へ向ける。流れゆく町並みを呆然と眺めながら、
「最近働き詰めだが大丈夫か、ゴエモン?」
「問題ない。この程度は労働のうちには入らん」
後部座席でスマホを取り出しながらゴエモンは答えた。
ゴエモンがこのような超人的な所業を容易く行えるのは、彼が非常に稀有かつ特別な存在であるためだ。世界の警察組織が束になれば
ジンガは相変わらず窓の外を呆然と見つめている。小さなため息吐いた。
「えらく物憂げね、ジンガ。いつもならもっとイラついているのに」
運転中のリリが横目に見ながら呟いた。
「別にいつもイラついてねえよ」
「今が物憂げな気分なのは否定しないのね」
ジンガは肩をすくめる。
「その返しがしたかっただけだろ。……まあ、否定はしないけどな」
窓ガラスを下げた。吹き込んできた風がボサついているジンガの髪を揺らす。
「生まれ育った町が近いんだよ。ガキの頃、ここらにもきたことがあった。そんだけだ」
「そうか……そういえば、そうだったわね」
彼の経歴を思い出したリリは納得したように呟いた。
リリは目線を前に戻し運転に集中する。外の景色が高速で流れていく。車内には全開の窓から流れる風の音だけが響いていた。……すると、
「こ、これは……!」
後部座席でスマートフォンを使用していたゴエモンから驚いたような声が漏れた。
「どうかしたのか?」
普段は冷静沈着である彼の珍しいリアクションにジンガが振り向いて尋ねると、ゴエモンが端末を手渡す。ダルそうに画面を見たジンガは思わず姿勢を正してしまった。
「時柴十三プロデュース、新人アイドル君乃アリスデビュー⁉」
リリは道の真ん中にも関わらず急ブレーキをかけた。
「なんですって⁉」
背後からクラクションを鳴らされ、リリは慌てて車を発進させて路肩に停めた。
「どういうこと?」
「わからねえ。だが、そういう動画が配信サイトに上がってんだ」
ジンガがゴエモンのスマートフォンをリリに見せた。動画配信サイトに並ぶサムネイルの一つに、先日自分が殺害したはずの少女が写っている。投稿時間は二時間前ながらも、既に十万再生を突破していた。
ゴエモンが神妙な面持ちになった。
「ニュースで報道されていた死者が花村だけだったのはこれが理由か。どうやら標的は生きていたようだな」
「あり得ねえ。胸と頭に一発ずつ食らってんだぞ。奇跡的に一命を取り留めたとしても、こんなに早く病院のベッドから出られるわけがあるか」
現場にいなかったゴエモンと異なり、間近で見ていたジンガからしたら信じられない光景である。そして、自ら手をかけたリリも愕然とした表情でサムネイルを見つめていた。
「双子……なんてことはないか?」
ゴエモンが半信半疑そうに呟く。ジンガは首を振った。
「こいつが君乃アリスの双子の姉妹で、俺たちを驚かすために一計を案じていたとしても、死人が花村一人しか報道されてないことの説明にはならない」
「そもそも、この子には兄弟も姉妹もいないわよ」
リリが口を開くと、車内に沈黙が訪れる。
「とりあえず、見てみないか? 生前に撮ったものという可能性もある」
ゴエモンの提案にジンガは頷きつつも、
「その可能性はあんま考えられねえが、まあ見てみるか」
動画が再生され、FDの三人は食い入るように小さな画面を注視する。どこかの山の中と思しき川辺にて君乃アリスが立っていた。彼女が笑みを浮かべると、ポップで可愛らしい曲調のイントロが流れてくる。
撮影場所が低予算丸出しなだけで、曲も振付もアイドルらしいキュートなものだと三人は思った。しかし次の瞬間、銃声とともにアリスが額から血を流して後ろに倒れ込んだ。同時に曲も止まる。
「……は?」
リリが顔をしかめた。他の二人も呆気に取られたように硬直している。
アリスは何事もなかったかのように立ち上がり、再び流れる音とともに笑顔で踊り出す。しばらく経つとまた銃撃? が起こり、アリスが倒れ伏す。……そんなような流れが二コーラス目のサビまで続いた。
「なんだこのクソみたいなMVは……」
間奏の途中、ゴエモンが唖然とした声音で呟いた。
「映像はもちろん終わっているが、せっかくの曲をアイドルが死ぬ度に停止している。これでは曲の魅力が伝わらんぞ」
「何を真面目に分析してるのよ」
リリが不快げにつっこみを入れるも、
「曲よりもこの子のアイドルとしての魅力がさっぱりわからない方が問題でしょう」
「あるいは……」
二人の意見を聞いた上でジンガが口を開いた。
「このMVの内容を、君乃アリスの魅力にしちまう気かもしれねえぞ」
二人が疑問符を浮かべてその真意を訊こうとしたところで、MVはさらなる展開を見せる。
ゆったりとしたテンポのCメロが始まるやいなや、アリスの身体にモザイクがかかり赤く弾けた。
「はあ?」
これはジンガから漏れた声だ。モザイクで正確にはわからないが、上半身が押し潰れたように見えた。今度はアリスが死んでも曲は止まらず、そのままCメロが流れている。
モザイクが消えてアリスが立ち上がる。彼女が踊り始めたところで再びのモザイクと赤。今度は縦に一刀両断されたようだった。
アリスはモザイクのまま立ち上がる。カメラの外から黒い外套が投げ込まれた。どうやら衣装が身体と一緒に縦に裂けてしまったらしい。
「拘りすぎじゃないか……?」
ゴエモンがついつっこんでしまった。丈の長い外套をまとったアリスはダンスを続行するが、いかせん身体が見えないのでモゾモゾ動いているようにしか見えない。
曲が最後のサビに突入する。外套をまとってステップを踏むアリスだったが、一瞬身体が硬直するとすっとカメラの上に消えた。もといた場所にモザイクがかかり、勢いよく赤が広がった。まるで巨大な何かに身体を握られ、叩きつけられたかのような演出だ。
モザイクが失せて、アリスが真っ赤な血溜まりの中でふらふらと立ち上がる頃には曲は終わっていた。彼女は一礼し、
『あ、えっと……君乃アリスです。時柴十三さんと一緒に、これから頑張ります!』
動画が終わる。ジンガは低評価ボタンを押した。
ゴエモンが彼の手からスマートフォンを抜き取り、
「それで、このMVが君乃アリスの魅力になるというのはどういうことだ?」
「概要欄見てみろ。たぶん俺らの名前が出てるぜ」
ゴエモンが動画の概要欄を開いた。リリも首を伸ばして覗く。
概要欄には時柴十三による業界復帰の旨と君乃アリスについて書かれていた。そのうち、該当箇所をゴエモンが発見する。
「これは……。『君乃アリスは先日FDに襲撃を受けたアイドルオーディションにおいて、奴らに狙われるも生き残ることに成功した奇跡の──否、不死身の少女である。このオーディションの企画者でFDに殺害された花村要一さんも、オーディション中にまだ未熟ながらも真っ直ぐな彼女のアイドル性を高く評価していた』……か」
「まさか、これって……」
ゴエモンとリリも察したようだ。ジンガはボサついた頭を掻く。
「どうやら時柴十三はとんでもねえプロデューサーのようだ。アイドルの天敵たる俺たち
「不死身系アイドル……と言ったところか」
前代未聞の属性を持ったアイドルである。ジンガは頷き、
「どういう事情かは知らんが、君乃アリスは確かに俺たちの襲撃を掻い潜った。今までそんなアイドルはいなかったからな。注目度は高くなるだろう」
これまで、彼ら
ゴエモンは眉をひそめる。
「こいつは……俺たちに対する挑戦、か?」
「少なくとも俺たちはそう捉えるし、世間もそう考えてもおかしくないだろうな」
リリがスマートフォンに手を伸ばし、コメント欄を開く。様々な意見が書き込まれているが、それなりにグッドを押されているコメントにこんなものがあった。
『FDをおちょくってて草』
三人は別にこのMVを見てもおちょくられているとは思わない。しかし、舐められることは彼らの使命にとって害である。
ジンガは深いため息を吐いた。
「面倒なことになったな……」
◇◆◇
「す、凄いです十三さん! あのMV、二十四時間経ってないのにもう三百万再生超えてますよ!」
MV撮影とそれのアップロードから翌日の夕方、アリスは待ち合わせに指定されていた地元のカラオケ店に入るなり時柴に言った。流石にこれ以上学校を休むのはまずかったので、時柴がアリスの地元にきてくれていたのだ。
「学校中から質問攻めを食らいました。友達にはめちゃくちゃ心配されましたけど」
「良い友達じゃないか」
時柴はスマートフォンをいじりながらどうでもよさそうに返す。
「いや、まあ、そうなんですけど……」
本当は応援をしてほしかったのだが、危険な世界に飛び込んだアリスを応援できるほど友人たちはイカれていないのだ。
言葉を詰まらせたアリスはごまかすようにスマートフォンに視線を向けて動画のコメント欄をチェックする。
「コメントの大半が批判ですけど……本当に大丈夫なんですか、これ?」
『なにこれ?』『普通に気分悪くなった』『途中まですげー編集技術だったのに最後雑すぎて草』『何を思ってこんなMV撮ったんだ?』『曲だけ聞きたいのに死ぬ度に止まるのがうざい』『不謹慎すぎる』
時柴は唐揚げを箸で摘みながら、
「目論見通りの大炎上だろう。色んなネットニュースで取り上げられたおかげだな」
「冷静なこと言ってますけど、批判の大半が十三さんに対してですよ。私の友達も十三さんを嫌悪してましたし」
アリスはコメントを読み上げていく。
「『時柴はもう曲だけ作ってろよ』『時柴ってこんなセンスない奴だっけ?』『この子可哀想』『曲だけ好き』『こいついつもメンヘラソング作ってんな』ですって」
「想定通りの反応だろう」
自身に対するアンチコメント、批判、誹謗中傷に時柴は眉一つ動かさない。
「まあ全部事実ですもんね……あ、『この子可愛い』って書いてありますよ!」
アリスはそのコメントに対する返信を見ていく。
「『そうか? そこらにいそうな顔だろ』『可愛くないとは言わないけどもっと可愛い子はたくさんいる』……って、失礼な!」
歌下手、ダンス下手という意見ならばアリスも甘んじて受け入れ、精進しようと思ったところだがこれは流石にイラッとくる。
「『今すぐ貴方たちの顔面見せてください! 批評してやる!』って返信してもいいですか⁉」
「やめておけ。……ほら、もう少し下に擁護コメントがあるぞ。『普通にクラスで三番目くらいの可愛さはあるだろ』ってな」
「それ擁護ですか? あ、でもこのコメントめちゃくちゃグッドついてる。賛同意見も多い……。まあ、三十人くらいの中で三番目に可愛いなら、いっか。上位上位」
時柴は呆れたようにため息を吐いた。
「安い奴だな、お前は。人に愛されさえすればアイドルの容姿なんて何でもいい」
「そうは言っても、女の子は他人の目を気にして生きてるんです」
アリスは唇を尖らせて言い返すと、彼に訊きたいことがあったのを思い出した。
「そういえば概要欄に花村Pが私を評価していたって書いてありますけど、本当なんですか?」
名プロデューサーに褒められていたかもしれない……この事実がアリスの鼓動を高鳴らせる。
「いや、花村さんは『お前だけはない』って言ってた」
「……」
アリスは何も聞かなったことにしてコメント欄を漁っていく。
「う、うーん……やっぱり、炎上商法してるのは結構バレてますね。『時柴も落ちたな。アホ丸出しの炎上商法なんかに頼るなんて』とか言われてますけど」
「そういう自分は他の人より鋭いです感出してくる奴は大歓迎だ。再生数の肥やしになってくれるからな」
「確かにこの人、別の人から『そのアホに引っかかって思わずコメント残しちゃったんですね』って煽られてます。その後激しいレスバが繰り広げられて、最終的に『時柴信者とは話になんね』と吐き捨てて消えてますね。野次馬たちのジャッジでは煽った人の勝ちのようです」
「なかなか骨のある奴だった。流石は俺のアンチだ」
時柴が満足気に呟いた。アリスは顔を思い切りしかめる。
「え、まさかこの喧嘩吹っかけてるの時柴さんですか?」
「当たり前だろう」
「信者どころか本人だったなんて……。器小さいなあ」
器の容積で言えばアリスもどっこいどっこいであるが、時柴はあえてつっこまなかった。
アリスは神妙な面持ちでコメントを見る。『もしかしてFDに喧嘩売ってるのかこれ? 流石にやばいだろ……』『またFDに狙われるんじゃね?』『この子がFDに殺されたらお前も4ねよ時柴』
「やっぱり、私たちがFDを挑発しているの、気づいてる人は気づいてますね」
時柴は何も答えず、自身のスマートフォンの画面をアリスに見せてきた。コメントの一つが表示されている。
『この子が本当に不死身だったら推すわ』
数ある正論批判にも劣らないグッド数を獲得していた。
「今の時代に、第二の進藤レイラが現れたところで意味はない。オタクが恐れているのは推しの死だ。……この時代を変えられるのは、不死身のお前しかいない」
どんなに優れたアイドルでも、文字通り命を懸けてまで活動をしないだろう。よしんば活動を続けたとしても、銃で心臓を撃ち抜かれたらそれまでである。この時代にアイドルとして輝ける者の前提条件は絶対に死なないこと……それが最重要なのだ。
時柴の言葉をアリスは噛みしめるように頷いた。
「次はどうするんですか?」
「今後も動画を上げていくわけだが、お前が不死身と知ったときやってみたかったネタがあるんだ」
「ネ、ネタ……? なんか、嫌な予感がするんですけど……」
アリスは嫌そうに顔をしかめた。
先日のMVの撮影場所とはまた別の山中の川辺にジャージ姿のアリスが立っていた。
彼女は絶望の表情を浮かべている。
「ああ……ようやくデビューできたのに、みんなからの誹謗中傷が酷いよお」
MV動画のコメント欄に書き込まれた血も涙も心もない言葉の数々──主に時柴に対するもの──が画面を埋め尽くしていく。そして……。
「ぎゃあああああああ!」
アリスの身体が橙色の炎に包まれた。彼女は鬼気迫る表情で言う。
「みんなのせいで物理的に炎上しちゃあああああああ!」
アリスは石だらけの地面を転がりながら川に入水し、そのまま炎が消えるまで川の中でもがいていた。
『なにこれ?』『センスがゴミすぎる』『火事で亡くなった人に失礼』『もうてめーが焼けろよ時柴』『最初棒読みなのに燃えるところだけ迫真で草』『編集技術の無駄使い』
この『物理的に炎上してみた』という動画はMVにも匹敵するか、あるいは超えるほどの炎上となった。
◇◆◇
アリスと時柴がMV撮影をした日の夕方。撮影現場となった川辺を黒髪の美青年の白人の美女が訪れていた。
「昼間、
青年の言葉に、美女が苦々しい表情になる。
「この短期間、おまけに近い距離で
「ああ。おそらく原因は同じだろう。……ん?」
辺りを見回していた青年が何かに気づき、西の方を指差す。
「クイナ。あれ」
白人の美女──クイナは青年が指差す方向を見やる。彼女もあることに気づき、二人は急いでその場へ向かった。
最近この地域では雨は降っていないようだが、不自然に濡れている箇所があったのだ。おまけに所々赤黒く染まっている。まるで血をどうにか洗い流そうとしたようではないか。
「これは……野外ステージと同じね」
「血の持ち主は君乃アリス……か?」
野外ステージに大量の血を残した謎めく少女。事態の深刻さに二人は表情を強張らせる。
「その子の住処はまだ特定できないの? 警察にいる仲間は何をしてるのよ」
「仕方ないよ。仲間は愛知県警にいるわけじゃないんだ。血の情報を聞き出したときも、めちゃくちゃ不審がられたようだし。そもそも他の任務のために警察に潜り込んでいるんだから」
「まあ表立っては動けないものね、私たち……。どの国の後ろ盾もないから」
すると、ポケットの中で青年のスマートフォンが震える。端末を取り出すと、本部からのメールが着ていた。
「これは……」
「どうかしたの、レツ?」
クイナが首を傾げる。青年──レツはスマートフォンを掲げた。
「君乃アリスが動画をアップしたようだ」
クイナの目に入ってきた動画のサムネイルには少女が写っているのが、その背景は明らかに今自分たちがいる川辺である。
二人は頷き合うと、MVの内容を確認した。あまりにも意味不明で悪趣味な映像だったが、二人の目は徐々に見開かれていく。特に動画後半のモザイク箇所に至っては、卒倒するのをどうにか堪えた風だった。
「最後の方の、間違いなく
「ええ。それに、銃殺の部分も編集なんかじゃない」
それは明々白々だった。何故なら、二人の足もとには生臭い血痕が残っているのだから。
レツが頭を抱える。
「これはいよいよ、僕たちだけの裁量では決められないな……」
「本部からの指示を待つしかないわね」
冷静に告げるクイナだが、緊張により心臓の鼓動が高まっていた。
二人は神妙な面持ちで上空を見上げた。そして、同時に呟く。
「全てはこの世の理を守るために……」
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