ハマユアリー謎めいた事件を解き明かせ！

第3話 聞き込み調査開始！ 正サイド

「と言うわけで学校にきたものの・・・直斗ぉ！！なんで探偵のお前が来てへんねん！！！」

『正うるさい。いいでしょ俺は他にやることがあんの』

「そうですよ正君直斗さんは正くんと違って忙しいんです。」

直斗と水がつづけていった

「俺と違って、て言っても俺も十分忙しいわぁ！！！」

『正、静かにして、周りの子たちが驚いてる。』

「正くん一旦黙ってください黙らないと言うのなら無理矢理口を塞ぎますが・・・」

またもや直斗と正が続いていった

「直斗の言ってることには納得がいくけど・・・水ぃぃお前は俺だけに怖い言葉を使うなやぁ！！！！」

『だから正うるさいって周りの子たちが驚いてるでしょ。』

「正君、やはり口塞いであげましょうか？」

（あこれダメだ、何回言っても、らちがあかない）

俺は心の中で思った

「もういいわ・・・」

「とりあえず花さんのクラスと部活に行ってみましょうか」

水が俺の事なんかおかまいなしに話始める

「はぁ行くならはよ行こうや」

俺は言った

「・・・・・・・・」

「・・・・・・・・」

花のクラスに来た途端、俺と水は絶句した

「・・・・・花のクラスに来たものの・・・誰もおらんやんかー！！！」

俺は言った

『あ、確かに正と水が行った後、花さんが言ってたかも「私たちの学級は今受験に集中していて授業はやってません」って

』

「言われたなら忘れないうちにはよ言わんかい！」

『ごめんってそれより本当に正はお母さんみたいだな』

「うふふ、確かに正君はお母さんに、似ていますね」

「誰がおかんやぁ！」

「あ、あのぅどうかしましたか？」

俺たちが騒いでいると教師のような人に声をかけられた

「あ、あぁえっと末街花さんと言う人ののクラスに来たんですが、今授業がやっていなくて・・・。あ、そうだ末街花さんのクラスの担任の先生って今いますか？」

俺はその教師のような人に聞いた

「そ、それは私ですが・・・」

「あ、そうですか。あの、私たち花さんのことを聞きに来たハマユアリー探偵事務所の青空水です。そしてこちらが同じくはマユアリー探偵事務所の八末正と言う人です。」

「おい水、俺の紹介は俺がするから大丈夫やでぇ！」

「ふふふ」

「ああ、すみません、驚きましたよね」

「ふふふ。あ、すみません面白い人だなと」

（んん？なんでだ？花からも先生からも面白い人だなと言われるのは）

俺は心の中で思った

「すみません。質問なんですけれど。花さんの様態は？」

花の担任が言った

「え、えぇと」

ずい

「花さんの様態は大丈夫ですよ命に別状はありません」

水が代わりに答えた

（正君行きましょう。多分この人からはなんの情報も得られません）

水が目で言った

（わかったじゃあ次は花の部活に行こう）

俺は目で返した

「ありがとうございました出会えてよかったです。では」

俺は言った

俺たちは次に花が所属している部活に行ってみることにした

『花さんの部活は吹奏楽部。音楽室でやっているから、５階の一番奥だね』

直斗が言った

「「わかった」」

俺と水は同時に行った

コンコン

「すいませーん」

「はい」

しばらくしてから、小柄な女の子が出てきた

「どうかしましたか？」

女の子が質問した

「あの、末街花さんが所属している部活はこちらであっていますか？」

俺が質問をした途端、彼女の顔が真っ青になった

「は、花の・・・」

彼女は目にいっぱい涙を溜めて、今でも泣きそうな声で言った

「花の話ってことは何か分かったんんですか！？」

彼女が必死のぎょそうで言った

「いえ、今のところは何も。なので花さんが所属している部活に聞きこみをしにきたんです。あの日、何をしていたか教えてもらえませんか？」

俺は彼女に問う

「はい。あの日は屋上でみんなでコンクールの練習をしていました。休憩時間を挟んで、休憩時間を終わろうとして、練習を再開しようとしたら、花がいなくなっていたんですその時にはもう彼女は転落していて。まさか、あんなことになっていたなんて・・・」

彼女が言った

（正君行きましょうこれ以上彼女に悲しい話をさせたくない）

また水が目で言った

「ありがとうございました。では」

俺たちが音楽室を出て行こうとした時

『ちょっと待って』

直斗が言った

『ねえ水、あの日ってさ山の丘中高一貫学校からクラリネット以外の楽器の音、聞こえた？』

直斗が水に言った

「えぇと・・・いいえ、あの日はクラリネットの音しか聞こえませんでした」

水が言った

『水の言葉で分かった。その人真っ黒だよ。だから俺のところに連れてきて』

直斗が言った

「あの、すみません。花さんのお見舞いに来てくれることは可能でしょうか？」

水が彼女に問う

「わかりました。ちょっと待っていてください」

彼女が言った

少ししたら彼女が音楽室から出てきた

「では、行きましょうか」

水が言った

「・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・」

俺たちの中に沈黙が流れる

（いやめっちゃ気まずいんだが！？何話せばいいのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ！）

俺は心の中で叫んだ。そんな沈黙を破ってくれたのは水の声だった

「着きましたよ」

ガラガラガラ

「おかえり、待っていたよ」

水が開けた部屋には直斗がいた

「さあ、答え合わせを始めよう」