第2話 依頼人と対面   直斗サイド


「もうなんなんや瀬里奈は!」

「正っ瀬里奈に言われただろ!病院では静かにっ!」

「直斗さん正君の手と口封じましょうか?」

水は時々怖いこと言うんだよな・・・

「と、とりあえず依頼人の部屋に入ろうっ、なっ?」

「正君の手と口は塞がなくて大丈夫ですか?」

「水は怖い事言うなやぁ!」

「お前らぁ・・・静かにしろぉ!!」

俺らが騒いでいるのを見て看護師さんや患者さんが驚いていた

「すみませんっすみませんっ」

俺は一番大きな声を出していたから、言い終わった後すぐにペコペコ頭を下げた

二人に注意していながら一番大きな声を出していた。これが俺の弱点。なのか?

俺は確証がないが正や水によると俺は天然らしい

ガラガラ

「「「失礼しますっ」」」

俺らは声を合わせて依頼人の病室に入った

「フフフ」

病室に入るとなぜか依頼人は笑っていた

「こんにちは依頼を受けたハマユアリー探偵事務所探偵の風早直斗です。そしてこちらは」

「助手の青空水です。」

「同じく助手の八末正です。」

俺たちは自己紹介をした。

「早速ですがなぜ笑っていたんですか?」

俺は最初に疑問に思ったことを依頼人に問う

俺が質問をすると水も正も俺もそう思ったと言う顔をしていた

きっと同じ疑問を持っていたのだろう

「あなたたちの喧嘩が外から聞こえてきたんですよそれが面白くってフフフ」

「ああ、すみません驚きましたでしょう」

「いえ今日聞き込みに来る探偵さん話しやすい方だといいなぁってさっきの喧嘩でどんな方かわかりました」

彼女はまたふふふと笑った

俺と水は恥ずかしくて顔が赤くなったけれど正だけは

「そう思ってもらえてよかったです。」

とすましていた。

「コホン、ではあなたのお名前と、依頼要件を教えてください」

俺は咳払いをしてから依頼人に事情を聞いた

「はい私の名前は末街花です。依頼の内容は・・・私3日前に学校の屋上から転落した・・・らしいんです」

少し間が空いてから事情を話してくれた

「らしい、とは?」

水が聞いた

「それが、私前後数時間の記憶がなくて・・・」

依頼人、いや花さんが暗い表情で言った

「そうですか・・・ではあなたが通っている高校を教えてください」

俺はいった

「山の丘中高一貫学校です。」

花さんは言った

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