第39話

むかしむかしあるところに

古びた洋館がありそこには男爵さんが住んでいました。

ところがそんなある日のこと。

その屋敷を何者かが襲いました。

そしてあっと言う間に占領してしまいました。

そしてそのまま居座ってしまったのです。

当然ですがそれを良しとはしない人たちがやってきました。

騎士団です。

そこで騎士達は話し合いました。

誰が退治するのかということについてです。

そして満場一致で選ばれたのが団長であるその人。でも本当は誰もやりたがらなかっただけでした。

こうして彼は一人で戦うことになりました。

しかし敵はかなり強いようで全く歯が立ちません。

しかも相手はこの家に住み着いているゴーストで、倒せばその報酬としてかなりのお金がもらえるということになっています。

そのため皆必死になって戦っておりました。

そんな中で一人だけ何もせずにぼうっと立っている者がおりました。

そうです。

それは彼が最も信頼を寄せている部下でした。

どうして動かないのかと聞くと

「いえ、ただ眠いから寝てるんです」

と返されました。

呆れながらもなんとか説得しようとするも上手くいかない。

結局は無駄な時間を費やしてしまいました。

めでたく無し

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不思議な小噺 みなと劉 @minatoryu

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