第36話

昔々ある所に悪い魔法使いがいました。

その男は自分の力で人を意のままに操れると思っており、毎日のように人々を苦しめていました。

ただ1人を除いて。

それは彼の娘であるアリスという名の少女でした。

その子は優しく、とても頭の良い女の子で、しかもその心はとても純粋で、した。

そのせいで人々は彼女に騙されたりしてしまいました。

しかしある時彼女のお父さんは彼女を怒らせてしまいました。

そして彼女はこう言ったのです。

「あなたみたいな人が私の父親だなんて、恥ずかしくて外も歩けないわ!」

そしてそのまま出て行ってしましました。

そしてそれっきり戻ってきませんでした。

しかし誰もそのことを気にするものはいません。

なぜなら誰もが彼女の事を忘れてしまっていたからでした。

めでたく無し。

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